喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

みかえり阿弥陀

2011-01-02 | 京都の寺・神社・仏像

最近私が持ち歩く本がこれ



実はこれ二代目。
11月下旬に奈良へ行った帰り、
関西本線の電車の乗り継ぎの時、加茂?亀山?だったか・・・・・
お気に入りのブックカバーと共に電車の中に落として
Amazonで買い直したんです

バスの中で、うしろの『地域別寺院・仏像リスト&地図』の
京都を見ていたら、ちょうど行こうとしている近辺に
永観堂がありました。

このお寺、南禅寺の北隣で、哲学の小径との間にあり、



この「みかえり阿弥陀」で有名。
さっそく行ってきました。

如来像は正面を向くのが大原則だそうです。
この像のようにエピソー(みかえり阿弥陀さま(Amitabha Looking Back, Eikando)
を反映したものは例外的に許されるのだそうです。

「みかえり阿弥陀如来」を解釈すると、次のようになるそう。

自分よりおくれる者たちを待つ姿勢。
自分自身の位置をかえりみる姿勢。
愛や情けをかける姿勢。
思いやり深く周囲をみつめる姿勢。
衆生とともに正しく前へ進むためのリーダーの把握のふりむき
                
「心掛けなさい」と、
何だか私に言われているよう・・・・・



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三十三間堂

2011-01-02 | 京都の寺・神社・仏像

三十三間堂はすごい!
何がすごいかって、


正しくは十一面千手千眼観世音菩薩という

この本尊の千手観音がで~んと中央に座して、
本尊の左右には



このように1000体の千手観音が安置されている。
実は本尊の真後ろにも一体あって、
全部で1001体。

また、本尊の周囲に4体、最前列には二十四体の二十八部衆、
左右の風神、雷神を合わせて30体の仏教の守護神が並んでいる。

それはそれは壮観ですよ。

三十三間堂は正式には蓮華王院といい、
1164年に後白河上皇の命で平清盛が造進したのだそうです。
1249年に焼失し、その後今の本堂が再建され、
本尊の千手観音坐像は1254年、
仏師運慶の長男湛慶82歳(84歳で没)の時の作品だそう。


このお堂の柱間が33あることから通称三十三間堂と言われている


ここで、「通し矢」という南北120メートルを弓で射通す競技が行われたのだそう

毎年、年の初めには六波羅蜜寺に初詣に行き、
乗ったバスがここを経由してました。
中日文化センターの
「はじめての仏像鑑賞」を受講するまでは
ここに、こんなすごい仏像があるなんて、知りませんでした。

今年は途中下車して観て来ました。
三十三間堂

そうそう、500円の一日バス券を買うと
一部の地域を除いて、何度もバスを利用でき、お徳ですよ。

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