「晩冬の京都を歩く」の2日目。
総門
銀閣寺垣
銀沙灘と向月台
銀閣寺も何十年ぶりだろうか・・・・・。
8代将軍足利義政により、
祖父の3代将軍足利義満の北山殿金閣(鹿苑寺)にならい、
隠栖生活を過ごすために、1482年に山荘東山殿を造営したのが
銀閣寺の始まりだそう。
義政自ら一層を心空殿(シンクウデン)、
二層を潮音閣(チョウオンカク)と命名。
正式な名称は金閣寺と同じように、
義政の法号の慈照院にちなんで、東山慈照寺。
観音菩薩が祀られているようで、
観音殿とも呼ぶらしい。
銀閣寺は、金閣寺と対照的に質素な美を追求。
しかし、当初、銀箔を施す計画があったそう。
完成を迎えることなく、木のままの姿が残された。
銀閣寺の庭園は枯山水や苔庭を用いて、
静寂で自然と調和したデザインが特徴で、
義政が求めた「内面の豊かさ」や
「静けさ」を象徴していると。
義政は、義満のように政治的な成功を追い求めるのではなく、
茶道や書道、庭園作庭といった
文化的活動に重きを置いた人だったよう。
対照的な歴史的建造物を同時に観れてよかった。