おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

イブの朝は除雪でござった

2005年12月25日 | Weblog


イブの午前中、ご近所のSさんからTEL。
「軒下の雪、取るかい」と声をかけていただいた。
そろそろ屋根まで届きそうな大量の落雪を除雪してくださるという。

年末にタイヤショベルをレンタルして片づけようと思っておったが、渡りに船とお願いした。
倶知安町の降雪量はすでに4メートル。
屋根から落ちる雪で、小屋も埋まっちゃう。
へらへら遊んでばかりもいられないのがニセコじゃね。

トラクターのうしろに取り付けたブロアーで雪を吹き飛ばすのだけれど、ここまで積もっちゃうと機械だけではとても無理。
おぢがスコップで雪山をガシガシ崩し、Sさんがトラクターで雪を撥ね飛ばすってわけ。

これがけっこうきつい。
軟弱系、アンチ体育会系、でもってかつてはススキノ系ゆえ肉体労働は堪えるのさ。
それでも昼前には作業終了。
窓から望むニセコアンヌプリの景観が復活じゃ。
いがったねぇ~



ご近所Sさんはじめ、ご当地の山暮らしの達人にはいつも助けられておる。
Sさんは地元出身だが道内あちこち転勤族。
昨年、自宅のログハウスを自らの手で新築。
ここらの住人は凄い方ばかりだ。

初めてSさんにお会いしたとき、「スキーをしてます」と言うので、「わたしもです」などと答えたら、あとでエライ目にあった。
ここらで「スキーをしてます」といったらほぼ間違いなく「指導員」。
おぢは単なる2級。
フンッと鼻で笑わないところが奥ゆかしいけど、深雪、悪雪斜面に連れてかれ、嫌というほど実力みせつけられちゃった。

なにせ当時は、深雪などとても歯が立たず、転んでから起き上がるまで10分以上も悪戦苦闘。
全身雪だるまで、さらに宝探し(外れたスキー探し)に20分、てなもんだった。

それ以降、地元の方の前では「スキーしてます」などとは二度と口にしないことといたしました。

それでもファットスキーやら道具の進化もあって、なんとか山スキーもこなせるようになりやした。
いまはすっかり嵌ったね。

Sさん曰く指導員でも「正斜面やコブはいいけど、深雪はまるきりダメなのもいるんだわ」とか。
ちょいと溜飲を下げる今日この頃でござる。

う~ん、自慢話になっちゃったか、スマンこってす。