おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

911のご教訓

2006年09月11日 | Weblog

あれからもう5年だ。
きょうは、ニューヨーク名物だったツインタワーが、2700人余りの犠牲者と共に瓦礫と化した日でござる。
アメリカ本土への大規模攻撃は史上初めて。
そしてこのテロを大義名分に、イラクへ侵攻したアメリカじゃが、そのイラクはいまや内戦状態、泥沼化へまっしぐらだ。
米兵の死者も911テロの犠牲者を超えたのだそうだ。
ましてやイラク人の犠牲者は桁違い。

TBSは、今夜911のドキュメントを放送しておった。
食い入るように観ちゃったね。
それにしてもあんな高層ビルで1万人以上が働いていたってもの異常としか思えん。
あんな高いビル作るってのが、そもそも天に唾する行為じゃないかと思っちゃう。

なのに、大東京をはじめニッポン全国で高層ビルがボコボコ建設され、高級マンションとして大人気だ。
中には「ツインタワー」を名乗るビルもあるやに聞く。
ニッポン人のノー天気ぶりには呆れてまうでぇ。
建物の安全について、業者がなんと言ったか知らんけど、そんなもん信じていいんだろかねぇ?

いまの東京ならテロの可能性だってないわけじゃない。
耐震偽装問題だってもう終わりとは信じがたい。
そんなにノー天気にしておっていいんかい?
自分の足で歩いて降りてこれない楼閣にある住まいなど、信じていいんかい?
と思っちゃう。

そりゃそれぞれ家庭の事情もあるかしらんけど、自分の足で上がって下りてこれる高さに住むのがリスクの回避ってもんだ。
こんな時代、誰がなんと言おうが、「自分の身は自分で守る」ってのが大事だと思うけどね。
まかり間違っても、国の言うことなど信じてはいけません。

などとと改めて思った911の夜でござった。