おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

倶知安地価が上昇率全国一!?

2006年09月19日 | Weblog


土地の値段(住宅地)の上昇率全国1位が、倶知安町字山田だと言うんで、朝からビックらこいちゃった。
しかも30%以上の上昇率となった場所は、今回ハニーとそのお仲間が借りることになった土地のすぐ裏手。
っていうか、もちろん、あっちが表でこっちが裏。

北海道一ならまだ納得じゃけど、全国一とはどうなんだろ?
第一、「住宅地」って定義が変じゃ。
大昔はどうか知らんけど、どう考えてもあの辺りは事実上の商業地。
まぁ、そのあたりはどうでもよろしいけどね。

ただ、現在外国人の所有する土地が249区画、04年がわずか11区画だからこりゃ「急増」以外の何者でもないってこと。

ある地元不動産会社社長は「狭い地区で多大な需要があるのだから地価が上がるのは当たり前。豪州人観光客はまだまだ増えそうなので、採算は合う」と話したそう。
だけど、過日も書いたけど1年で3人も所有者が代わるってことは、一部で投機の動きがあるってことだ。

バブルを経験したある地主さんが言うように「怖い」のも事実だろね。
だって、どう見ても安普請のへっぽこな建物があちこちにボコボコ建ってるのよぉ。
これって目的は明らかに投機。
持ち主はもちろんOG、次の買い手もOG、ようは究極のババ抜きじゃ。

つい十数年前にバブルを経験した多くの倶知安在住ニッポン人は、この動きにビビッておる。
賢いお方は手を出しておらん。
その一方、ここが「売り場」と法外な値段で売り逃げようというニッポン人もごっちゃりだ。

土地・建物を1億円を超える値段で売ろうというお方もいる。
実際は、その3分の1以下でご購入されたと思うけどなぁ。
羨ましいけど、ニッポン人が儲けるのは悪くない。

いずれにしても資本主義ってのは上にも下にも行き過ぎる。
かつてオランダでは、あるチューリップの球根が家1軒の値段と同じくらいに跳ね上がった。
ニッポンの土地バブルもご承知の通り。

上がれば下がるのが世の常。
こうしたバブルがOGの実需に影響しないか、ちょと心配じゃ。

ニセコ地区のウリは、カナダ人もビックリのパウダースノーとニッポン人ならではの接客サービス。
サービス三流といわれる北海道じゃけど、欧米に比べりゃ天地の差。
これが一転、悪いイメージにならんといいのだが…