おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

霧の朝

2010年05月21日 | Weblog


午前6時の気温はプラスの10度。
我が家のあたりは、朝霧に包まれておりまする。
きょうは、なんか暑くなりそうな予感だなぁ~
って書いてたら、今朝のご当地の天気予報は、終日曇りだとか。
山暮らしの素人につき、たいそういい加減なことでござります、スマンね。

今年は、いきなり初夏になっちゃって、ちょいと戸惑いもありますが、ま、温かなのはよいことです。
とはいえ、きのうの朝はストーブに火を入れました。
今朝は、温かなので暖房は要りません。

なんだかややこしいなぁ…
いずれにせよ、山暮らしは札幌など都会に比べりゃ、はるかに寒いことになってますです。
もっとも、澄んだ空気に、静かで穏やかな生活は、何ものにも代えがたいことになってますけどね。

写真は旭山動物園のシロクマ館、もぐもぐタイムでの一こま。
お尻をこちらに向けたシロクマの様子が、とてもユーモラスでござった。
それでもたいそうな迫力で、見学の最前列にいる子どもたちは、目を白黒させておりましたです。

さて、
世の中がたいそう、きな臭いことになってきましたです。
タイの反政府運動が収まる気配もない中で、韓国の哨戒艦の沈没が、北朝鮮の魚雷によるものだと判ったとか。
アジアのあちこちで緊張感が高まっておりまする。
一方、欧州では、ギリシャ問題がくすぶり続け、その影響で世界各国の株価も急落中だ。

で、我がニッポン国はといえば、「史上最低の総理」(週刊現代)が普天間問題であたふたしておるし、口蹄疫とかいう牛馬の病気で農家はパニック状態じゃ。
なんともはや、落ち着きのない世の中でござります。
そんな中、「官房機密費とメディア」の怪しい関係が明らかになった。

ジャーナリストの上杉隆氏があれこれ書いておる。
もっとも報道しておる大メディアは、東京新聞だけ。
これによると、そもそもの発端は、4月19日に、野中広務元官房長官がTBSの番組「NEWS23クロス」で初めて暴露した話だそうだ。
つまり、「テレビや新聞に登場しては、至極立派な発言を繰り返している至極立派なマスコミ人の多くが、機密費の『毒饅頭』を食らっているからに他ならない。」ってこと。

政治評論家の三宅久之氏は、中曽根内閣時代、藤波孝生官房長官の秘書から100万円の資金提供があったことを認めておるそうな。
講演の礼金だそうで、領収書なしというから、官房機密費から出されておったことは想像に難くない。

政治評論家の俵孝太郎氏は、「昔は一定水準以上の記者が退職したら、その後の金銭提供はいくらでもあった。今は問題視されているが、当時はそれが常識だった。(機密費の使途の一つの)情報収集の経費に領収書は取れない。労働組合や新聞社も同じことで、そうした金がなければ、世の中が成り立たなくなる〉(東京新聞)」のだそうだ。

揃いも揃って、「自民党の提灯持ち」の評論家さまでござります。
こんな連中が、大きな顔してTVでうがったことを言っておって、したり顔で民主党批判しておったわけで、なんやねん!!こいつらって話なのじゃ。
とりあえずは、先週号の週刊ポスト買わんといかんですね。

それにしても、野中広務さん、大変なお方でござる。
自民党内では、「出身者でなかったら、総理になれた」などと言われたお方。
旧国鉄職員から町長、京都府議、副知事を経て中央政界に進出し、官房長官、自民党幹事長まで務めておるハト派なのじゃ。

反小沢の急先鋒としても知られておるけれど、政界引退後の去年、全国土地改良事業団体連合会の会長として、予算の半減が伝えられた土地改良費の復活を陳情するため民主党の幹事長室に赴いておる。
「悪魔」とまで呼んだ小沢一郎に、頭を下げてお願いに行ったわけ。
功なり名を遂げた人物が、宿敵に頭を下げる構図なわけで、只者ではないのじゃ。
もっともそんときは、小沢幹事長は対応しなかったそうだけどね。

いずれにせよ、こういうお方の暴露話ゆえ、まことに信憑性が高いと思うおぢなのじゃ。
自民党政権時代、政治評論家といわれる皆々様に、どんだけカネがいっておったことか。
上杉さんご指摘のように、この問題が、今後大きなスキャンダルのなるかどうか、ニッポンにまともなジャーナリズムが育つかどうか、わが国ジャーナリズムの試金石でござります、ハイ。