おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

あぁ感動の旭山動物園

2010年05月19日 | Weblog

午前7時の気温はプラスの13度。
ここ数日で、すっかり温かくなりました。
「いきなり初夏」ってことで、間違いござりませんです。

ご近所のあちこちでも、いきなり農作業が本格化しておりまする。
季節が急展開して、びっくり仰天!!
なんでもかんでもが「いきなり」ってことでござります。
お隣の桜もきのう、いきなり満開になったとか、どうなってんだろ?

さて、
行ってまいりましたよ旭山動物園。
札幌円山動物園に比べれば、狭い、小さい、坂ばかりの動物園で、動物の種類だって格段に少ない印象でござった。
もっとも、札幌円山動物園に行ったのは、もう30年も前のことですから、比較するのもなんですけどね。

ではありますが、当代人気ナンバーワン動物園は、とにかく動物たちの見せ方に一日の長があるのでござります。
つまりは、これまでの動物園みたいに、ウダウダ寝ている動物たちを眺めるんではなくて、本来自然の中でしか見ることのできない、野生に近い姿を見ることができる、ってことのなのじゃ。
まぁ、それでもトラとかライオンは、なにか精彩のない感じがいたしましたけど、それは単にそのまんま、かつての動物園の姿なのでござった。

写真は、目の前を泳ぐペンギンでござる。
「ああやって、泳ぐのねぇ」とこれまたびっくり。
これまでは、ちょこまかと地面を歩く姿しか、見たことないもんねぇ。

それもこれも、旭山動物園最大の特徴である「もぐもぐタイム」のなせる業なのじゃ。
当園に行くなら、このもぐもぐタイムを見ないと、その良さがわからないことになっとりますです。
ようは、餌やりなのですよ、もぐもぐタイムってのは。

これがいわば当園最大のウリなんだなぁ。
もし旭山動物園に行かれる方は、「当日のもぐもぐタイムをチェックしてから」行動開始するのがよろしいかも。
写真はペンギンのもぐもぐタイムで~す。

観客は、餌やりするダイバーの奥から入場して、きのうの当ブログの写真のトンネルをくぐって、今度はきょうの写真のように上から眺めて、最後は外から見下ろすって感じ。
ってことで、動物たちの姿を、下から上から、後ろから前から楽しめるってのが、素晴らしいところ。
「♪後ろから前から、どうぞぉ」ウッフン、ってことなのじゃ。

一昨日は、このペンギンにアザラシにシロクマなどの、もぐもぐタイムを見学いたしました。
義母とその友人もたいそう喜んでおって、まことにけっこうなことでござりました。
狭い動物園ではありましたけど、年寄りが歩くには、けっこうしんどい様子でござりましたけどね。

それでも、園内にはお年寄りや障害者用のバスが走っておったり、利用するには便利だけれど、同園の最も高い場所にある東門まで、連絡バスが走っておったりで、なかなか細やかな気配り。
働いておる方々も、皆さんとっても親切で、日本一の動物園、ちゃんとした理由がござりましたです。

あくまで観客本位で、訪れた皆さんに楽しんでもらおうという姿勢が見て取れるのが同園。観客のための動物園ってコンセプト、公営の動物園とは思えませんです。
前の園長さんで、今はなき我が札幌市立陵雲中学校の大先輩、偉いですぅ~