おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ハゲに朗報!?

2014年04月23日 | Weblog

 

午前6時の気温は久々にプラス1度と温かでござる。

写真のように天気もよろしい。

きのうよい天気だったのは朝のうちだけでした。

その後は小雨がパラついたりして肌寒い一日になっちゃって、外での作業はできないことに。

そんなこんなで丸一日ボーッと過ごしたのでした。

今朝のネット版朝日新聞によると「資生堂が毛根細胞を培養」だそうな。

「頭皮の一部を切り出して毛根の細胞をとり出し、一定の条件で増やしてから脱毛部分に注入。毛穴の奥にあり、毛を生み出す『毛包(もうほう)』を、患者自身の細胞で再び活性化させ、毛髪の再生につなげる」とか。

2018年ごろ実用化だそうな。

ようはハゲが自毛で治るってことらしい。

頭部が段々と寂しくなってきておるおぢにとって、たいした朗報でござる。

ずいぶん前にも書きましたけど、おぢはロゲイン(ニッポンでは大正製薬のリアップ)を使っておって、大変な効果があったのです。

いまから20年以上前になりますが、ちょうどそのころ、旧友Iの友だちのHさんがこのロゲインで、頭髪が大復活したのです。

その時も書きましたが、当時Hさんに久々にお会いしたとき、最初は帽子をかぶっておると思ったほど頭が真っ黒なのです。

でもって、もう少し近づくと「これって、ズラ?」と思いましたね。

さらに近づいたら、しっかり自毛が頭にごっちゃりあるではないですか。

驚いて聞いてみると、これがロゲインでござった。

おぢは翌日Hさん宅をそそくさと訪ね、これをゲット、その後はネットで購入して使い続けました。

ほぼ1か月でずんずん毛が生えてきて、その後はジャンジャン増えたのです。これには嬉しいやら驚いたやら。

以来、五十代半ばまで使い続けたのですが、とうとう頭が痒くなり使用不能となっておりました。

どうやら副作用らしいのです。

このロゲインという薬、アメリカで血圧降下剤の開発をしておる途中で、治験しておった人の髪が生えてきたことから販売に至ったもの。

そもそもは降圧剤だった。だから安心して使ってましたけど、痒くなってとうとうあきらめた。

現在は小林製薬の「アロエ育毛液」を使ってますけど、効果があるんだかないんだか。

しっかり減ってきてることから、たぶん、ないんだろ。

ってことで、資生堂に大きな期待を寄せるおぢなのでござる。

ま、60代だから、もうどうでもいいような気もします。

まずは株価に効きそうだけど、おぢは手を出しません。

ところで、

気になるニュースが二つ。

ひとつは「残業代ゼロ」を政府が進めておるという話。

長時間労働を止めさせるためだそうだけど、実態としてどうだろか?

ただでも働き過ぎのニッポン人だけど、経営者は残業代を支払わずに、ジャンジャン働かせることになる気もする。

その一方、残業代がゼロなら社員はトットと帰宅することも考えられる。

後者ならまことに結構なことだけど、前者になってはたいした拙い。

まことに悩ましい。

ってことで、まずは公務員からこれを始めるのがよろしいと思う。

とりわけ官僚の皆さまは、深夜早朝まで仕事するのが常だというから、「隗より始める」ってことでどうだろ。

深夜早朝帰宅で、毎日のように税金でタクシーを使い、さらに膨大な時間外手当を貰っておるわけで、官僚さまもお疲れのことじゃろう。

時間外手当が無くなれば、効率的に公務をするんではないのかね。

国家公務員も地方公務員も、かつては「給料は安いけど、国民、市民のために奉仕する仕事」だった。

ところがいつのまにか、「庶民の上に君臨し、楽して、安定、さらに高給取り」になってもうた。

一方、一般サラリーマンの中には、残業手当が無いと「食べていけない」人もいる。

それってダメじゃん。

だからこそ、「隗より始めよ」ってことで、3年ぐらい官僚さまが率先して実施し、その結果をみてからでいんでないの?

産休も、週休2日も、公務員の方が実施が早い場合もあったじゃん。

都合のいいことは公務員から初めて、都合の悪そうなのは一般社会からでは、どもこもならん。

残量ゼロも「まずは公務員から」ってことでヨロピクじゃね!!

でもって、うまくいかなかったら止めるのがよろしい。

もうひとつの気になるニュースは「閣議の公開」じゃ。

朝日新聞によると安倍政権は「閣議と閣議後に行われる閣僚懇談会の議事録を公開した。議事録の作成、公開とも、内閣制度発足後初めてだ」という。

我がニッポン国で内閣制度が発足したのは1885年、明治18年のことだそうな。

それ以来、閣議に議事録がないという、地球上極まれな異常事態が130年近くも続いておったのです。

議事録の公開は、世界の常識に照らして至極まっとうなことがようやく行なわれることになったと評価いたしましょう。

ただし、問題は新聞も指摘しておるように「閣議は録音されず速記者もいないため、やり取りは副長官らのメモに頼るしかない。歴史的な激論が忠実に再現される保証はない」ということ。

それってダメじゃんって話でござる。いまどきは録音・録画が基本っしょ!!

さらに閣議そのものが、これまた大問題でござる。

閣議というから喧々諤々の論議が大臣間でされておると思う方も、広い世間にはいるかしらんけど、「閣議とはただのサイン会」でござる。

官僚が用意した式次第に沿って、閣僚は閣議書という書類にサインするだけ。

まことに形式的、すべて官僚さまが差配する異常な世界なのでござる。

政治主導も何もあったもんではござりません。完全な官僚主導で進められるのです。

民主党政権で変わる気配もあったけど、結局オジャン。

閣議の前に官僚トップが「事務次官会議を開催」し、ここで官僚が気に入らない法律は、閣議には上がらず、消えてしまうのです。

官僚さまに都合の悪いことは、閣議に上がらず、官僚の都合のいいことは大臣が知らぬ間に閣議書に盛り込まれてしまう。

しかも事務次官会議は「全会一致」ってことで、どの省庁も賛成しないと閣議に上がらない。

総理を筆頭とする政治家が、ある省庁のリストラ再編をしようとしても、事務次官会議で当該省庁が反対したら、それでオジャン。

閣議書に不満のある特定省庁の意見は、結果、すべて通ってしまうのです。

官僚さまのやりたい放題が実現するのが事務次官会議、これに従って開催されるのが閣議でござる。

官主導の総本山ともいえるのが事務次官会議で、閣議にはたいした意味がないのが実態じゃ。

ニッポン国、こんなことでいいのかねぇ、、、