午前6時の気温はプラス2度と暖かです。
天候はきょうも晴れ、清々しいばかりで、霧が少し立ち込める静かな朝でござる。
「チチッ」「チュン」とあちこちから小鳥のさえずりも聞こえ、季節の移り変わりを実感しております。
室内も寒くはないのですが、少しばかり湿気があり、いまはストーブを焚いておる。
これまでは湿気の多い夏の日にもストーブ焚くことがありましたけど、今年はエアコンだからどうだろ?
欧米人は、夏でも夜は暖炉に火を入れて、火を観ながら時を過ごします。
ゆったりした時間を演出する道具として、暖炉があるのです。
ニッポンでも「田舎暮らし」なら、そんなことも可能だね。
てなことで、欧米人が急増中のご当地では、薪の需要が増えておる。
なかでもおぢが使っておる木の根の部分「追い上げ材」は、値段が安いこともあり、届いたらソッコー翌年の分を注文しておかないとヤバいことになってます。
薪は、石炭、石油など化石燃料と違って、再生可能エネルギー。
薪を燃やせばCO2を排出しますが、木が育つまでに吸収してきたCO2はそれを上回るというから、環境にも優しいのでござる。
輸入に頼らずに使える、地産地消の自前のエネルギーでもあります。
樹木を切ったあとに出てくる、木質バイオマスも資源として有効利用できることは、過日も書いたオーストリアの事例で明らかじゃね。
「有効に活用し、再び植えて育てる」といったサイクルを、しっかり復活させるのがよろしいです。
北海道でもごく一部に貴重な原生林は残ってますけど、道内の森林の9割がたは明治以降に皆伐されておる。
従って、植えて、育てて、切って、また植えることが大事でござる。
そうなればよいのですが、実態はそうはイカキンじゃ。
4月11日、政府は「エネルギー基本計画」を閣議決定しておる。
最大の特徴は原発を「重要なベースロード電源」と位置付けたこと。
民主党政権では、大騒ぎしたけど「原発は30年後に廃炉」の閣議決定もしておらんかったね。
しつこいようですが、民主党の支持基盤である連合傘下には「電力労組」があるためじゃ。
どもこもなりません。
そんなことで、国のエネルギー政策は「原発再稼動」へ向けてまっしぐらでござる。
泊原発から30キロ圏内にある我が家は気がきではございません。
ご当地に億ションやらコンドミニアム、ホテルを持っておる外国人も、泊の再稼動は気になるところ。
このまま廃炉になっても、今度は「廃炉産業」ってことで雇用なんかも生まれるだろう。
原発のないクリーンな島、北海道にして、国内はもとより世界中から観光客を呼び寄せることこそ、北海道の活性化につながると思うけどねぇ。
そのためには、まずは木質バイオマスによる小規模発電を道内のあちこちでスタートさせるのが良いと思うけど、どうよそのあたり???