おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

進次郎を福島県知事選に!?

2014年04月30日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス3度。ニセコの山の朝夕は、まだまだ寒いことになってます。

それでも日中は20度以上になるもんだから、半袖Tシャツで過ごしても支障ない。

そんなぽかぽか陽気のきのう日中、今年初めてウグイスの鳴き声を聞きました。

いつものことですが、シーズン初めの鳴き声、なんだか妙ちくりん。

歯切れの悪い声で「ホーキョ」とか「ホーケキョ」とか鳴くのです。ようは下手くそなわけ。

ところが夏も近づくころになると「ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ」とキレの良い美しい鳴き声になるから不思議。

この春生まれたばかりの小鳥で、鳴き方もよう知らんってことかしらん。

近くで鳴き声が聞こえるときは、おぢも口笛で「ホーホケキョ」と鳴いてみる。

そうすると、どういうわけかウグイスもこれを真似るのです。

何回も三回もやっておると、こっちが疲れてくるので止めますけど、鳥とコミュニケーションしておるようで、不思議な気分にもなる。

満天の星空と同様、都会では体験できない、山暮らしのお楽しみでもありまする。

そんな中、きのう札幌では桜が開花したそうな。当初は5月3日の開花予想でしたから、4日ほど早くなっておりまする。

ご当地もこれまで5月11日の開花予想ゆえ、たぶん8日ごろになるのでしょう。

ご当地もいよいよ桜の季節到来でござる。

さて、

ネット版週刊現代によると、小泉・細川連合が脱原発を呼びかける組織『自然エネルギー推進会議』を設立したそうな。

当面、このふたりのじーさんから目が離せません。

というのもこの推進会議「脱原発を通じて新たな政界のリーダーを育てる」ことを目的としておるため。

コンタクトしておるのは、自民党の河野太郎、そして小泉進次郎だそうな。

特に細川は、進次郎を今年11月の福島県知事選に擁立しようと心血を注いでいるというから面白い。

同誌は「小泉・細川陣営に進次郎氏が加われば、脱原発を軸とした政界再編が本格化することは間違いない。メンツが揃った日には、『自民党一強時代』に風穴を開けられるだろう」としておる。

原発を巡っては、先日政府が「エネルギー基本計画」を閣議決定するなど、再稼動へ向けてまっしぐらじゃ。

その原発はというと、相も変わらずカネまみれ。

今日の朝日新聞ネット版によると、浜岡原発工事で所得隠しがあったと国税局が指摘しておる。

工事原価を水増ししたり、故意に売り上げを少なくするなどしていたというからとんでもない。

そもそも、原発にかかわる工事は、出入り業者にとってまことにおいしい仕事だ。

今回の津波対策という防波壁工事は、関連工事を含め3000億円もの規模という。

そして「総括原価方式」ゆえ、競争入札なんてもんは、はなからないので大きく儲かる。

その総括原価方式は電力業界にとっても、たいしたおいしい。

なにせ、経費が高くなればなるほど、儲かる方式だ。

だから、必死に経費を減らして、なんとか利益を出そうという一般の会社とはかけ離れた社会主義みたいな世界がそこにある。

官僚が書いたとされる「原発ホワイトアウト」によると、電力会社からの発注金額は、他の業種、業界に比べて2割方高い。

関わる企業は清掃業者から原発の建設工事までとたいした幅広い。

だから電力会社にすり寄る企業はあっても、原発反対を唱える企業などない構図だ。

そして電力会社は、この2割は多いという発注業者儲けのうちの4%を、電力関連会社に合法的な裏金としてプールさせる。

東電の場合は、2兆円もの外部発注があるから、プールされるカネは800億円にも上るという。

この巨額な資金をどうするか?

これを「メディア対策」と「政界対策」に使っておるから始末に悪い。

電力会社に講演を頼まれると、1時間半の講演料はたいてい100万円。

同じ人が一般的な講演会で貰う講演料は30~50万円だから、電力会社の仕事は評論家とか、ジャーナリストもどきにはとってもおいしい。

政治家はというと、先の見通しのある落選した元代議士なら、資金提供と大学講師など食い扶ちも斡旋する。

そして電力会社にはだれも文句を言わなくなるのです。

これが電力会社における「総括原価方式のカラクリ」じゃ。

電力会社にとっては、カネがかかれば、かかるほど儲かる仕組み。

そして、シンパ企業を囲い込み、巨額な「溜まりガネ」をも生む錬金術。

だから原発賛成派はそのカネに群がり、電力会社にすり寄る。

そして当然のことながら、その莫大なコストを負担するのは利用者である我々じゃ。

我々消費者を除けば、「八方丸く収まる」トンデモシステムに支えられるのが原発の実態でござる。

 「効率よく儲けるシステムの維持」これこそが原発を動かす真の動機でござる。

 経済が立ち行かないとか、電力が不足するとか、どれもこれも大ウソ。

都知事選に毎回出馬する「ドクター・中松」は、「原発は19世紀の技術」と申しておるね。

そして、原発ホワイトアウトの主人公、資源エネルギー庁の職員はこういいました。

「電力会社にとっては、核のゴミや原発の後始末といったことに頬かむりすれば、原発はジャラジャラ金が流れてくる現金製造機みたいなもんです」

そんなこんなで、小泉・細川連合の「自然エネルギー推進会議」成り行きが大注目なのでござる。

ガンバレ!! じーさんで連合と申しておきましょう。