午前7時の気温はプラス7度。きょうはいまんとこ晴れてます。
お隣の桜は満開。
今朝もウグイスと小鳥のさえずりで目が覚めました。「まだ、練習中ね」とはハニーさんの朝の第一声。
ハニーさんの声と同様(スマンね!)、まことに爽やかな声ですが、「ホー ケキョ」だもなぁ。まだしばらく、レッスンが続きそうでござる。
さて、
東京新聞によると、小泉・細川のじーさん連合が昨夜「自然エネルギー推進会議」の設立総会を開催いたしましたです。
政治的な影響力があるとか、ないとか言われておりますが、こういうムーブメントの広がりは大歓迎でござる。
あっちでもこっちでも、脱原発に向けていろんな動きがあってよろしい。
政府は「重要なベースロード電源」などと申しておるけれど、そろそろ丸1年、どこの原発も動いていないのにこの国のエネルギーはとりあえず安定し、景気は回復の気配だ。
原発がないとニッポン経済が立ち行かないとか申しておったアホンダラ、どうしてくれようか!!
こと原発に関しては、そのデタラメぶりについて、おぢは同じことを何遍でも書いてやる。
原発は、電力会社にとってなんといっても「カネのなる木」なのでござる。
官僚が書いたとされる小説、「原発ホワイトアウト」の主人公である資源エネルギー庁の職員はこういいました。
「電力会社にとっては、核のゴミや原発の後始末といったことに頬かむりすれば、原発はジャラジャラ金が流れてくる現金製造機みたいなもんです」
これに寄りかかって「経営努力」をしてこなかった北電は、原発が止まっていま大赤字じゃ。
それも詮無いことだとは思いますけどね。
その現金製造機のカラクリはこうだ!!
原発ホワイトアウトによると、電力会社から企業への発注金額は、他の業種、業界に比べて2割は高いという。
電力会社に関わる企業は、テレビ、新聞、雑誌の広告メディアから清掃業者、原発の建設工事までたいした幅広い。
これら企業の仕事を、2割も高く買ってくれるおいしい企業が電力会社なのだ。
したがって、これにすり寄る企業はあっても、原発反対を唱える企業などなくなる構図だ。
電力会社やガス会社は総括原価方式なので、そもそも競争入札ってもんがないね。
総括原価方式は、経費が増えれば増えるほど会社の利益が増えるという、資本主義とは相容れない、社会主義みたいな怪しいシステム。
経費を増やせば増やすほど、会社の利益が増えるという、非常識なシステムが総括原価方式で、原発はこれを最も有効活用できる発電なのだ。
まさにカネのなる木、電力会社に関わる全ての方が儲かるシステム。八方丸く収まるのだ。
あっ!! 忘れてましたけど、電気を消費する一般庶民はこのシステムには入っておりませんね、カネは出ていくばかり。
そして電力会社は、この2割は多い発注業者の儲けのうちの4%を吸い上げ、電力関連会社に「合法的な裏金」としてプールさせる。
東電の場合は、2兆円もの外部発注があるから、プールされるカネは800億円にも上るという。
この巨額な資金をさらに「メディア対策」と「政界対策」に使っておるから始末に悪い。
電力会社に講演を頼まれると、1時間半の講演料はたいてい100万円じゃ。
同じ人が一般的な講演会で貰う講演料は30~50万円だから、電力会社の仕事は評論家とか、ジャーナリストを名乗る怪しい人々にとっては、おいしくて、おいしくて。
さらにこの合法的な裏金は「政治家へのパーティー券」にも化ける。
原発の危険性に頬かむりしておるだけで、カネは稼げる、パー券はごっちゃり買ってくれるありがたい会社が電力会社の実態だ。
落選した元代議士でさえ、先の見通しがあるヤツなら、パー券だけでなく、資金提供と大学講師など食い扶ちも斡旋する。
そして電力会社にはだれも文句を言わなくなるのです。
これが電力会社における「総括原価方式のカラクリ」じゃ。
原発がないとニッポン経済が立ち行かないなどと、おためごかしを申しておる方と電力会社がどんな関係にあるか、ちゃんと知ってないとヤバいね。
一生懸命、原発再稼動を訴えておる方は、電力会社としっかり利害関係があるのです。
自身や自身の会社の金儲けのため、一所懸命、再稼動を叫んでおるのじゃ。
電力会社と仲よくしておくと、人一倍カネが儲かることは書いた通り。
国民を舐めてもらっては困るのじゃ。
そんなこんなで、脱原発を目指す小泉・細川連合、おぢは断固支持いたしますです、ハイ!!