午前6時の気温はプラス7度。薄曇りの朝でござる。
窓を開けると小鳥のさえずりがあちこちから聞こえて、気持ちはよろしいのですが、きょう一日こんな天気が続くのだそうです。
スカッとしませんなぁ、、、
スカッとしたのは、PC遠隔操作事件の顛末じゃね。これには正直驚きましたです。
そもそもは2012年、大量殺人や爆破の予告などがメールなどで送られた事件でござる。
でもって、犯人とされる4人の男が逮捕されたが、これがどれもこれも、ビックリ仰天の誤認逮捕。
おかげで警察の威信は地に墜ちた。
そして13年に片山被告が逮捕されましたけど、一貫して否認し続け、今年3月には最高裁が認める形で保釈だ。
ダジャレで申し訳ないけど「5人目の誤認逮捕」かとおぢは思いましたね。
警察にしてみれば失態に次ぐ大失態と、頭を抱えたに違いない。
弁護士の江川昭子さんは、保釈の翌日、片山被告にインタビューをしておる。
この中で片山なにがしは「正直にいうと、僕に落ち度がないというわけでない。あの4人はITの素人でした。でも僕は、プロだから、最低限のセキュリティは備えてないといけなかった。実際の業務で、情報セキュリティインシデントを引き起こせば、その人の責任。犯人に何かされました、というのは、プロとしてはすまされない」。
…などと「プロを自認して」エラそうに申しておったです。
今回の逮捕のきっかけは、片山被告が16日に報道機関などに対して「真犯人」を名乗るメールを送ったこと。
そしてそのメールを送った携帯を地中に埋めたのを、尾行していた刑事が目撃したってことだ。
携帯を掘り出してみれば、付着したDNAが被告と一致、これをマスコミにリークした。
警察はあくまで片山を怪しいと睨み尾行、諦めてはいなかったってわけだ。
この事件に関しては、週刊現代も誤認逮捕の可能性もあると伝えておって、おぢもその可能性は大いにあると思いましたけど、ニッポンの警察、やるときはやるのでした。
トットと「裁判を終わらせたい」とメールなんか送ったところで足が付いたわけで、結果、このあんちゃんは墓穴を掘った。
ITを用いたハイテク犯罪だけど、最後はアナログな尾行捜査に観念したわけだ。
無実の4人に罪なすりつけて、警察をも欺き、のうのうと過ごしておったけど、おてんとうさまを欺くことはできなかったってことだ。
これで、すっかり警察の威信は回復し、面目は保たれた。
片山被告にはしっかり罪を償っていただいて、その後は「ITのプロ」として、警察がうまく使った方がいんでないか、「警察が雇う」ってのもありだと思うけど、どうよそのあたり???