おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「大飯」差し止め判決

2014年05月22日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス13度。朝の気温が10度を超えるのは1週間ぶりか?

雨上がりのようですが、温かなため、ニャンコはデッキでうだうだ過ごしております。

「ご飯を持ってこい」とこっちを睨んでいるように感じますけど、あっさり無視してこっちもうだうだブログ書いてます。

今朝は夫婦して寝坊しちゃいましたしね。

昨夜のズンバで疲れたのでしょう。ハニーさんは実家の家庭菜園のお手伝いもしましたので、おぢよりかなりお疲れなわけ。

とはいえ、おぢも会社やらに出勤しなくていい生活ですから、疲れておってもあまりストレスがない。

「寄らば大樹」の宮仕えは、お気楽そうですけど、これは公務員ぐらい。

一般のサラリーマンはしんどいことばかりだ。フリーで仕事するってのは、なかなかいいもんです。

いつ切られるか分かんないということもありますがね。

さて、

きのうの福井地裁判決には驚きました。

「地震の想定が甘い」として大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じたわけで、原発をトットと再稼動したい「安倍政権」に抗う判決だ。

この判決を出した福井地裁の樋口英明裁判長、偉いのです。

しっかり名前を憶えておきましょうね。

「司法は生きていた」と弁護団が掲げた横断幕にもニンマリもいたしました。

ではありますが、樋口裁判長の出世を含めた今後の人事が気になるのです。

5月24号の週刊現代には「実名と素顔を公開 この裁判官はおかしい」という記事があったね。

これによると、

最難関の国家試験のひとつである司法試験を突破したエリートが、ちょっと考えれば誰もが違和感を抱くような、現実離れした判決を下している。

…というのだ。

記事によると、

東京地裁裁判長、最高裁判所調査官などを務めたものの、裁判官の劣化、腐敗ぶりに辟易して退官、『絶望の裁判所』を著した元エリート裁判官・瀬木比呂志氏は「官僚裁判官システム」が諸悪の根源だと指摘する。

「弁護士を長期間やった人が裁判官に選ばれる英米に対して、日本は司法試験を突破した学生の中でも成績優秀者を純粋培養する官僚システム。特別な見識も教養もなく、視野の狭い裁判官が増えるのは当然です」

ようは学校の先生と同じ。世間知らずのあんちゃんやねーちゃんが、いきなり教室の王様になるのと一緒。

社会のイロハも知らないお坊ちゃま、お嬢ちゃんが、世間の機微をあれこれを裁くことなど到底ムリだね。

記事では幾つもの事例を挙げて、裁判官のトンデモぶりが明らかにしておりますが、それは省略。

そしてこう書いておる。

「権力側を批判するような立派な判決を出すと、一瞬は脚光を浴びます。ところが、その裁判官が何年かすると、左遷人事を受ける。そんなケースを私は山ほど見てきました。良識派と言われる裁判官は、どれだけ優秀でも東京高裁の裁判長止まりでしょう。出世しようと思ったら、最高裁の意向をつねに気にする、ヒラメ的な裁判官になるしかない。自分では何も考えず、ただ追随するしかない。だから、判で押したような、おかしな判決が下されるのです」

常に最高裁の意向を気にしながら、自分で何も考えないのが裁判官だそうな。

だからデタラメ判決がドンドコでてきておったわけだ。

事件から48年もの時を経て、ようやく再審の道が開けた「袴田事件」など、その最たるものだ。

証拠といわれた犯人の着衣をデッチ上げた警察、これを追認して死刑判決を出した裁判官、怖い国でござる。

だけど、今回の被告の関西電力は、当然のことながら高裁に控訴するだろうから、ここで待ってましたとばかり「ヒラメ裁判官」が登場、判決を覆すことになるんだろ。

ニッポン国は「三権分立」と習いましたけど、その実態はどうよ???

週刊現代のこの号には、アホバカ判決を出して、その後はしっかり出世組になった裁判官が、写真付で掲載されておる。

こういう企画は、大きな裁判の場合に必ずやっていただき、アホバカ裁判官を写真付きで公開するのがよろしい。

記事の積み重ねることで、形骸化した三権分離を復活させる足掛かりにしていただきたいね。

こうでもしないと、ニッポン国の「官僚支配」はどもこもならんことになる。

そんな中で福井地裁のこの裁判官が出した判決、まことに勇気ある判決と申せましょう。

そういう意味では、今回の判決を出した樋口英明裁判長が、しっかり出世できるものか出来ないものか、今後のこの裁判官の人事がどうなるか、大注目なのでござる!!