おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

サッカーと尖閣

2014年05月23日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス7度。スカッと晴れた気持ちのいい朝でござる。

こうしてブログを書いておると、たまに「ドン!」と音を立てて、窓に小鳥がぶつかったりいたします。

いまぶつかった小鳥は、何ごともなかったように飛び去りましたけど、時折失神したり、そのまま死んでしまうのもいたり。

でもって、そうなるとニャンコが一目散にやって来て、小鳥はさっそくヤツラの餌食。

そんなことで、「ドン!」とぶつかるたびに小鳥の救出に外へ出ないとならん。

ボーッとしておっては、小鳥の危機一髪なのじゃ。

そんな今朝も、寝坊です。理由は「なでしこ」だ。

昨夜の女子サッカー、日本と中国の戦いは、まさに熱戦でござった。

加えて、中国のやり口が汚いのです。ボールを持ってないニッポン選手に頭突きを食らわしたり、ぶつかったりと、ラフプレーを繰り返しておった。

これも中国らしいといえば中国らしい試合っぷり、どもこもならん。

一方、我がニッポンなでしこはというと、まさにフェアプレー。

とはいえ、澤さんなんか、上に乗っかった中国人選手を思い切りどかして怒りを露わにしておった。

それでも、フェアプレーニッポン、まさに大和撫子なのでした。

でもって、コーナーキックから澤穂希さんの狙いすましたヘディングでとうとう先制ゴール!! あれはまさしく前回ワールドカップで決めたゴールでした。

前回はキックでしたけど、今回はヘディング。まさに宮間あやと沢穂希の絶妙コンビが生んだ職人技でござった。

その後はというと、中島依美さんが再三再四のシュートを決められないこと、決められないこと。

そしてとうとう、ハンドの反則までしちゃいましたです。

この後に交代となりましたけど、頑張っておった中島依美さん、ドンだけ悔しかったことか。

そして試合はもつれにもつれて、延長戦へ。

でもってその後半、最後は再び宮間さんのコーナーキックから、岩清水梓さんが値千金のヘディングシュート。

これが決まって、延長戦終了間際に勝利を勝ち取ったのでした。

強いです、なでしこ!!

しかし、チャンスを再三にわたって生かせななかった中島依美さん、忸怩たる思いだったろねぇ。

泣いてました。

この悔しい思いをバネに、次回以降の闘いで「女の意地」をみせて、「雪辱」を果たしてほしい。

監督さん、どうか中島依美さんにもう一度チャンスを与えてくださいな。

そこんとこヨロピクね!!

写真上は勿忘草、可憐なお花です。先年、我が高校のマドンナ嬢からいただいたものが、ずんずん増えております。

ご当地の土壌に合っておるんだねぇ、、、

さて、

サッカーというスポーツでは、中国に勝利いたしましたけど、我がニッポン国の固有の領土である尖閣諸島を、この国が虎視眈々と狙っておる。

一触即発の事態も想定されておってまことにヤバイ。

でもって、世論は「目には目を、歯には歯を」ではないけれど、ニッポン国内では強硬論が台頭しておってまことに困る。

中には「中国との戦争も辞さない」みたいな、やたら元気のいいアンポンタンもおったりで、どもこもならん。

サッカーなどスポーツは時間がくれば、待ったなしに終了いたします。

ま、今回のように延長戦となっても、再延長まで。あとはPK戦で勝負が決まります。

試合は、そこそこ決まった時間に終了となる。

ところが戦争はそうはイカキンだ。

盧溝橋に響く「1発の銃声」から始まったのは、日中戦争。このときの指揮官は歩兵第1連隊長の牟田口廉也大佐。

のちにチョー無謀なインパール作戦を指揮して、多数の日本兵を餓死させた張本人でござる。

太平洋戦争は「真珠湾の奇襲攻撃」で始まった。

ところが、一旦始めた戦争をどこで止めるか、ニッポンの時の政府はまことにあいまいだったね。

結局、ずるずる敗戦を引き伸ばし、沖縄戦、広島、長崎の原爆投下、首都東京の空襲と、民間人に多数の死者を出し、ボロ負け。

民間人も兵隊も、食べるモノも無い、惨めな中で敗戦を選択せざるを得なかった。

この間死亡したニッポン人は約300万人。兵士に至っては270万人の死者のその半数が、なんと餓死でござる。

こんなみじめな軍隊、世界の歴史上ニッポン国だけじゃ。 

そんな経験をした我がニッポン、またぞろ戦争を仕掛けたら、どうなるか?

一旦始めた戦争を、どうやって終わらせるのか? 中国との戦争も辞さない威勢のいいことを申しておる右寄りの方は、「出口戦略」についてしっかり考えているのか。

「島」を取った取られたで済むのかね? どんどん、どんどんエスカレートしたときはどうするのか?

始めた戦争をどう終わらせるか、考えておるのだろか。

しっかり考えておったところで、これまた相手のあることだ。局地戦が全面戦争に拡大する可能性はごっちゃりある。

一旦戦争になれば、自衛隊員を辞める方もごっちゃり出るし、死者も出る。

そうなりゃ自衛隊員のなり手はいなくなるから、当然のことながら徴兵制が敷かれる。

自分も死ぬかもしれない覚悟は、ネトウヨの若者にあるのかね?

ベトナム戦争だって、延々ベトコンに負け続けたにもかかわらず、アメリカ軍はサイゴン陥落まで来て、ようやく負けを認めざるを得なかった。

戦争はスポーツのように時間が来れば終わるのもではありませぬ。

どこまでもエスカレートする可能性を秘めておる、危険な殺人ゲーム。

それが戦争じゃ。

まずは、なんといっても外交、粘り強い外交を続けるのが、惨めな敗戦をしたニッポンが唯一学んだことだとおぢは思うけど、どうよそのあたり???