おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

右寄りといわれた中曽根政権すら否定した「教育勅語」

2017年04月05日 | Weblog

寝坊いたしました。

午前7時半の気温は零度。

なんともいいお天気なのです。

今日の北海道は、地域によって20度を超える気温になるそうですわ。

きょうは春を通りこして初夏の勢いだ。

ご当地の最高気温は14度まで上がるそうで、雪解けが一気に進む気配でござる。

そんなきのうはフォレスターのタイヤ交換とおぢの軽自動車の修理をお願いしに町の修理工場へ。

タイヤ交換は簡単に済んだのですが、夕方、工場の方が我が家に立ち寄って話があるとか。

聞けば、中古で購入したバモスはどもこもならんほどボロボロで、修理するにはとんでもないカネがかかるとのこと。

ってことで、今年7月に車検なのですが廃車にすることにいたしました。

購入したのは東日本大震災のあった年、中古の軽乗用車がずいぶんとお高い時でした。

あれから6年、もう我が家の車は1台でいいような…

おぢの愛車もとうとう廃車ってことで、なんだか寂しいですわ。

さて、

森友幼稚園で大中注目された「教育勅語」です。

幼い園児が「朕惟ふに…(ちんおもうに)」と高らかに暗唱する姿には呆れるを通りこして、不気味な気がいたしました。

その幼稚園の精神が素晴らしいと、籠池理事長をついこの間までたいした応援しておったのが安倍首相夫妻だ。

そもそも今回の問題は、すべてここから派生しておる。

籠池さんは詐欺師でも何でもありません、単に極右組織「日本会議」大阪支部長で「時代の波に乗って」好調を続けていただけでござる。

安倍夫妻とは同じ思想信条の同志だから、絶好調だったのです。

皆さんご存知のように、教育勅語の「朕惟ふに」とは「天皇が思うには」ということです。

この場合の天皇は明治天皇です。

確かに教育勅語の中には「親孝行」「兄弟仲良く」など、ごく一般的に大事にすべきことが書かれておる。

しかしそれはあくまで細部でござる。

別に教育勅語を参考書にして、子どもたちに教えるとこではございません。

しいていうなら「教育勅語を反面教師として授業で使用する」のならおぢはたいした納得いたしますがね。

ぜひともそうしていただきたい!!

話は戻って、

教育勅語の根幹とは、「朕惟ふに」から始まる天皇のために、国民は万が一の際に、「命を投げ出して天皇と国家を守るべき」とするものですわ。

この中に出てくる「汝臣民(なんじしんみん)」とは天皇の子どもである国民を指す。

戦後の民主国家ニッポンにおいては、「主権在民」となり、国民に主権があることになっておる。

おぢの場合だって、亡くなった父と母に間に生まれた子であって、申し訳ないけど天皇の子ではございません。

現在の天皇陛下だってそんなことは微塵も思ってはおられません。

教育勅語のこうした精神は、現在のニッポン人の常識を否定する「戦前思想」そのものですわ。

この教育勅語が失効したのは1948年だ。

国会の衆参両院で「教育勅語等の失効確認に関する決議」が行われておる。

右寄りと言われたあの中曽根政権ですら、教育勅語はちゃんと否定しておる。

ってことで、これを安倍政権が「閣議決定」するとは、まことに異常な事態が進行中と申せます。

しかも道徳教育に教育勅語を使用することを否定しないというから、ニッポン国はどこまで変質してしまったのか、あ然としたりもいたします。

そんなこんな、安倍政権の本質は、日本会議を中心とした「極右政権」であり、「従来の自民党保守政権」とは全く異質で奇怪な政権なのでござる。

時代の歯車を逆回転させておる安倍政権、ニッポンをどんどんをおかしな方向に導いておるのだと申しておきましょう。

そんなことに多くのニッポン人が気付かないとしたら、この国は相当ヤバイことになっておるんじゃないかと、先行きを大いに危惧するおぢでござる。