おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「アベノミクス」より「石破ビジョン」

2018年08月30日 | Weblog

午前7時の気温はプラス17度。

きょうも曇り空のお天気で、これから雨になるとか。

昼過ぎには雷が伴うところもあるそうだ。

最高気温は22度止まりです。

さて、

石破茂さんが発表した政策「日本創生戦略-石破ビジョン」の評判がいいそうだ。 

そもそもアベノミクスは、「まず大企業と富裕層を潤す」→「富がしたたり落ちて(トリクルダウン)貧乏人も潤う」という庶民を小バカにした発想だ。

つまりは、株価が上がることで金持ちはさらに金持ちになり、円安によって輸出企業は潤う発想。

そして、その「おこぼれ」で下々の国民が豊かになるという、なんとも高ピーな発想がアベノミクスなのだ。

そして、それがうまく行っておるかというと、どうだろ???

確かに株も上がったし、大企業は空前の利益を上げておるけど、多くの国民は豊かになった気もしないし、給料が増えたわけでもない。

そこで登場するのがきのうも書いた「菅官房長官による携帯料金4割高い」だ。

とにもかくにも、国民はさっぱり豊かさが実感できないので、携帯スマホ代を安くして国民が使えるお金を増やすって発想だ。

なんとか「国民を豊かにしたい」ようにも見えるけど、アベノミクスの「失敗を隠す」目論みにも見える。

さらにアベノミクスは、「異次元緩和というカンフル剤が効果を上げた」けど、こんなもんを長々と続けておくわけにもいかない。

なんといっても、「異次元緩和」の長期化で、信用金庫の統廃合を筆頭に、銀行経営は相当ヤバいことになっておる。

金利もないに等しいわけですから、預貯金も意味がなくなり、かつてはせっせと預貯金に励んだニッポン人も段々変わってきた。

そんなこんなで、異次元緩和の「出口戦略」も取り沙汰されておるけど、日銀は知らぬ顔の半兵衛だ。

一方、石破ビジョンは「地方創世の実現」など5項目で、経済政策に関しては「中小企業と地方の成長力の引き上げ」を謳っておる。

「大企業だけでなく、中小企業や地方経済の潜在力を可能な限り伸ばし、経済成長の中心とする」は、アベノミクスとは180度違う観点だ。

ニッポン国は、優秀な中小企業の下支えで成り立っておる。

ここを可能な限り伸ばすって発想はいいね。

自民党員でもなんでもないおぢだけど、ウソとお友だち優遇の安倍さんよりは、よっぽど石破さんを応援したいおぢでござる。