きょうから8月、あと2週間もすれば秋風が吹き出すはずの北海道だけど、今年はどうだろ?
そんな午前6時の気温はプラス22度。
曇り空のお天気ですが、昼過ぎから晴れるそうだ。
最高気温は28度に止まるというのでホッとしております。
それにしてもきのうは暑かった。
ご当地アメダスは31.9度を記録したそうだけど、じりじり照りつける日差しなもんだから、実感としては35度はあった。
これが本州みたいにアメダスで40度にもなっては、どもこもなりません。
本州の皆さま、まことにご苦労さまです。
ってことで、おぢはエアコンを27度に設定して、ほぼ家に籠りきり。
ハニーさんは週末に神社のお祭りがあったのでその後片付けに。
祭りの衣装のアイロンがけのご奉仕でござった。
なのでハニーさんはお疲れ、加えてやたらに暑いってことで、夕食はデッキで焼き肉することに。
オーストラリア牛の「さがり」が安かったので、この肉と香川照之さんのCMで知られる「宮殿」とかいうタレを購入。
これを炭火の網焼きでいただいた。
こういう市販の焼き肉のたれ、どれもそうですが一口目はやたら旨く感じる。
だけど段々飽きてくるのはなんでだろう???
などと思いつつ、夏の夕暮れ、ビールとともにおいしくいただいたのでした。
何事もない穏やかな生活は、「やっぱ幸せだよなぁ~」などとしみじみしながら、プシュッとビール2缶目をいただいた。
ところで、
洋上風力発電がドイツやデンマークで盛んなのをご存知か。
洋上風力発電所の数はすでに92ヵ所に及び、これらが発電する電気はなんと「原発15基分」にもなるという。
今年3月、報道ステーションが紹介しておりました。
洋上風力発電の発電コストは1KWh(キロワット時)で6円(2016年)だそうな。
太陽光では3円を切る例もあるという。
ニッポンの原発が1KWh(キロワット時)で10.1円だそうだから、太陽光も風力も原発の比ではない。
これに多額の廃炉費用が加わるわけで、原発は国民のためというより、「原子力ムラ」のため。
国益なんぞには、到底なりえない。
しかもヨーロッパではこの洋上風力発電で26万人もの雇用を生んでおるそうだ。
そこに働く人たちのため、洋上ホテルまであるそうだから本格的だ。
発電量も、洋上は陸上の1.5倍というから凄いね。
陸上の風力発電だと風切音だとか、なんだとか、いわば「公害」もあるけど、洋上ならそれもないようだ。
今年2月、東京証券取引所1部に「レノバ」という会社が上場したのをご存知か。
ホームページによると、太陽光・バイオマス・風力・地熱などの再生可能エネルギーの「発電施設」を開発したり、運営したりする会社なのだ。
この会社の木南陽介社長は、「日本のベースロード電源を洋上風力発電にすべき」としておる。
まことにけっこう!!
ただし、問題がないわけではない。
大手電力会社は、「送電線に空きがない」などとして、再エネで発電しても送電線につながないというのだ。
ホントに「空き」がないのかというと、実際には「空きがある」というからこれまた酷い話なのだ。
資源エネルギー庁は「緊急時用に50%は空けておく」とか申しておる。
しかしヨーロッパの送電会社は「空きがあること自体が不可思議」と申しておる。
実際には送電線の7~8割が空いておるというからびっくり仰天なのだ。
ようは送電線はガラガラに空いておるけど、自然エネルギーの締め出しを図るため、「空きがない」のだ。
どっからどうみても噴飯ものですわ。
2020年、発電会社と送電会社が曲がりなりにも分離される。
電気は、完全な競争状態になるはずだけど、これを阻むのが「送電線に空きがない」という大ウソ。
これが自然エネルギーの普及を阻む「大ブレーキ」になっておる。
だからどもこもならん。
京セラの稲盛元社長と第2電電を立ち上げ、NTTの独占に風穴をあけたレノバの千本倖生会長はこう申しておる。
「当時の電気通信業界の壁に比べると電力業界の壁はそれほど高くない。かつての経験からすれば、壁は必ず崩せる。僕の感覚からするとそろそろ崩れるなと」
公平な形で送電線が使えるようになると、原発よりはるかにコストの安い再生可能エネルギー発電こそ、ベースロード電源たりえるような気がします。
これぞ資源小国ニッポンの生きる道でしょう。
電気における「ニッポンの夜明け」は近いか? 遠いか?
「西郷どん、チェストー」ではなくて、「千本会長、チェストー」でござる!!