おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

二枚舌の安倍、国民に「新しい国づくり」、党内で「改憲」を争点

2018年08月28日 | Weblog

寝坊いたしました。

午前7時半の気温はプラス18度。

空一面の曇り空でござる。

降水確率は午後から30%で、最高気温は21度の予想だ。

羽鳥モーニングショーにご出演のテレビ朝日社員・玉川徹さんは、ここんとこ毎日、北海道の天気と気温をチェックし、「北海道に住もう!!」などと思っておるそうだ。

ちなみに東京の午前7時の気温はプラス23.6度で、きょうの最高気温は30度だ。

体感的には30度以上だろう。

東京の皆さん、まことにご苦労さんでござる。

さて、

一国の総理大臣が、NHKのテレビ番組を利用して、出馬表明をした。

大河ドラマ「西郷どん」を完璧に意識して、桜島をバックに出馬表明する時代錯誤が薄気味悪い。

その夜の西郷どんは「薩長同盟」がテーマでした。

あくまでドラマの中の話ですが、西郷さんが長州(安倍総理の地元)にひれ伏し、薩長同盟ができるというお話でした。

安倍さんは、西郷どんの人気に便乗して、「明治」や「大日本帝国」に、この国を回帰しようとでもいうのだろうか?

作家司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」は、明治維新によって、ニッポンが近代国家として生まれ変わり、日露戦争に勝利するまでの「いい時代」を描いた。

しかし、ロシアのバルチィック艦隊を打ち破ったところを頂点に、ニッポンは太平洋戦争までずーっと巨艦主義、とうとう国家予算の4%もする戦艦大和をつくった。

戦艦武蔵と合わせると国家予算の8%を超える時代遅れの産物に、いまのリニア並みのカネをかけたそうだ。

だけど時代はもう航空機だった。

大和はわずか3機の米軍機を撃ち落とし、3700人あまりが戦死し、九州沖に沈没した。

米軍は367機が出撃し戦死者12人だったと、「データで見る太平洋戦争」(毎日新聞社刊)は伝えておる。

太平洋戦争での大惨敗の原点は、日露戦争の勝利にあったともいえるのです。

そんなもんを美化してどうするって話でもあるけど、安倍さんは「日本を取り戻す」と、アホバカ時代への回帰を目指すわけなのだ。

実際には「アメリカへ追随したことと、お友だちを優遇しただけ」なんだろうと、おぢは思うけどね。

いずれにせよ、安倍さんの目指すところは「憲法改正」だ。

ですが、国民には「新しい国づくり」とか言っちゃって改憲を隠す一方、党内では「改憲」を総裁選のテーマに据えておる。

正々堂々と国民に向かって「改憲」は言わないのよ。

なにせ国民の49%が改憲に反対しておって、賛成は36.7%にとどまっている。

だから二枚舌を使って改憲を目指すのだろう。

姑息なやり口に、吐き気がしてまうおぢでござる!!