おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

国産初の高級ワイン「アコロンとムスカテラー」美味しくいただきましたぁ~

2018年08月16日 | Weblog

Eテレの体操を終えた午前6時40分の気温はプラス18度。

しとしと雨が降っております。

連日、本州の梅雨空のようです。

先月の天候不順と似たりゴンベの空模様が続いており、いささかうんざりしております。

そんな昨夜も隣の旧友別荘で宴会でござった。

ご馳走になってばかりなので、昨夜は上記写真のワインを持参いたしましたです。

余市のブッティックワイナリー、「オチガビワイナリー」が満を持して販売した白と赤のワインです。

左は「アコロン2017」というドイツで開発された品種です。

一般にワインは数年の「ビン内熟成」を経て美味しくなるものだそうですが、このアコロンはいきなりまろやか。

北海道産のワインは赤色が薄いけど、これは濃い赤色で、渋みも少ない高級ワインなのです。

右は「ムスカテラー2017」という白ワインで、アペリティフやデザートワインとしていただくもの。

ほんのりマスカットの香りがするこちらも高級ワインです。

どちらもドイツ政府が地中温暖化に備えて、20世紀の終わりに開発したものだそうな。

そんなことですから、ニッポンでは北海道でしか育たないワイン用ブドウでもある。

オチガビワイナリーの専務、落希一郎さんが旧西ドイツ国立ワイン学校を卒業していた縁で、1999年にドイツ政府からいただいた品種だそうな。

そんなことですから、いまニッポンではオチガビワイナリーでしか生産できない貴重なワインでもあるのです。

ではありますが、将来的には、温暖化の進行とともにこのアコロンが北海道における「日本ワイン」の代表格に成長する可能性もあるそうだ。

北海道の未来を担うワインに成長する可能性もあるってことだ。

この「アコロン2017年」は1本、8640円(税込)とかなりお高いですけど、贈答用に売れてるそうです。

余市にお越しの際は、ニッポンではオチガビワイナリーでしか買えない希少品種の「アコロン」と「ムスカテラー」はいかがでしょうか。

ワイン通でも何でもないおぢも「こりゃ美味しい!」と思ったワインなのでした。

また、

今年10月からは「国産ワイン」という表示が無くなります。

これまでニッポンでは国産ワインと称して、実は中身が100%「外国ワイン」でも、それが容認されてきた極めて異常な国でした。

ようは外国のワインをニッポンでビン詰するだけで、ニッポンの〇〇ワイン、北海道の〇〇ワインになった。

これは、ちゃんとした外国ワインを別なビンに詰め替えるだけですから、そもそも不味いはずがないという代物です。

また、確かに日本国で生産されるワインだけれど、その元となるのが「輸入した果汁」ってのもある。

これも国産ワインだった。

世界の恥さらしですわ。

これも、ちゃんとした有名なワイン用ブドウの果汁を使ってつくるので、これまた味は不味いはずがない。

ですが、あれやこれやを「国産ワイン」などと呼んでいいもんかね?

ってことで、10月からは国産ブドウ100%を使用したものだけを「日本ワイン」と呼べるようになる。

さらにこれまでは、ワイン用ブドウの産地である余市のブドウを買ってきて、別のどこぞの町でワインにしても、その町の名前を冠したワインになった。

これも、産地名を冠したワインは、85%以上でなければその産地名を冠することができなくなる。

これまでは、余市産ブドウを使って、例えば「東京ワイン」を名乗ることも出来たけど、もうそれはできないことになる。

ようやくワインの世界も「世界標準」、世間常識になるってことらしいのです。

もっとも、きょうの内容は、ほぼ落さんからの「うけうり」ではありますけどね。

いずれにせよ、有名なフランスはボルドー・ワインのように、余市ワイン、仁木ワインが世界を席巻する日が来るやもしれませぬ。

面白いことなってまいりましたです、ハイ!!