先日、嶋田、鴻池、私の3人で、ナイトエコツアーの下見に行ってきました。
今日はその時の報告です。
星空の綺麗な夜でした。
森から響く「ボー、ボー」という鳥の声に迎えられ、何かワクワクした気持ちで歩き始めました。
まず、私達が最初に盛り上がったのはこれです。

まるで枝そのもののナナフシモドキ。
どこにいるかわかりますか?(ちょっと画面からはみ出てますけど…)
広葉樹の葉を食べていたらしく、葉の上に2匹付いていました。
昼ほど擬態の必要が無いからか、結構わかりやすい状態で葉に乗っていました。
次にクズの葉の縁がレースみたいにギザギザになっているのを見つけました。

お、これは有名な芸術家の仕業では…?
芸術家発見!

先日の鴻池の日記にも登場したコフキゾウムシです。
2ペア交尾中でした。
おや?
綺麗な模様のダンゴムシ。

こんな派手なダンゴムシは見たことがありません。
調べたら、オカダンゴムシという、私達が普段「ダンゴムシ」と呼んでいる種類でした。
メスはこういう黄色いマダラ模様が出るようです。
それにしてもクッキリした美しい模様ですね。
このとびきり派手な衣装は、繁殖の時期と関係があるのでしょうか?(それとも個体差?)
草の上にはこんな虫。
「ゴキブリじゃないの?」と言いつつ一応写真を撮って調べてみたら、
ただのゴキブリではありませんでした。

その名も“モリチャバネゴキブリ”
“森”が名前の前に付くだけでもタダものではない感じがします(笑)。
胸にある2本の黒い模様が下部で寄っているのが“モリ”の特徴なのだそうです。
家の中に出る(と言っても大島では見たことがありませんが)チャバネゴキブリと違い、
このゴキブリは生涯自然の中で暮らすそうです。エライ!
アジサイの茎ではオオツマキカメムシと思われる者たちが5組も集団で交尾していました。

銀色に輝くエビグモの仲間と思われるクモ。

葉の上を歩きまわって餌探し?
そして最後に、一番衝撃的だったのが、こちら。

白い紐のような長いものが何本も、ユラユラ、ユラユラ、生き物のように動いているのが
ライトの光に浮かび上がったのです!
「なにあれ~?」かなり怪しい…。
怖々近づいて見てみたら、どうやら白いものは生き物ではなさそうでした。
正体を調べるように他のスタッフから仰せつかり、一番小さな塊を持ち帰りました。
そして、翌日、太陽の光の下で虫メガネを覗いてみたら…。
見たことのない虫が、お尻から水滴と白い糸を出しているではありませんか!!

またまた覗いてしまった、虫ワールド!
一体誰で何のために白い糸を出しているのでしょうか??
正体はクワキジラミというカメムシ目キジラミ科の幼虫でした。
白い糸は幼虫が分泌するロウ物質のようです。
このロウ物質は病原菌から身を守る効果があるともいわれていますが、
身にまとっているならともかく、お尻から長く伸ばして漂わせて
一体何の効果があるのでしょう?
人間をビックリさせる効果とか?(笑)
実はもっと色々な虫が出たのですが、きりがないので今回はこのへんで。
夜の森は、虫達が昼より安心して交尾や食事をできる世界です。
懐中電灯の光が照らしだす世界は、昼とは違う魅力に溢れていました。
来週も別の場所を探検しに行こうと、皆はりきっています。
なにか面白いもの、見つけに行かなくちゃ!
(カナ)
今日はその時の報告です。
星空の綺麗な夜でした。
森から響く「ボー、ボー」という鳥の声に迎えられ、何かワクワクした気持ちで歩き始めました。
まず、私達が最初に盛り上がったのはこれです。

まるで枝そのもののナナフシモドキ。
どこにいるかわかりますか?(ちょっと画面からはみ出てますけど…)
広葉樹の葉を食べていたらしく、葉の上に2匹付いていました。
昼ほど擬態の必要が無いからか、結構わかりやすい状態で葉に乗っていました。
次にクズの葉の縁がレースみたいにギザギザになっているのを見つけました。

お、これは有名な芸術家の仕業では…?
芸術家発見!

先日の鴻池の日記にも登場したコフキゾウムシです。
2ペア交尾中でした。
おや?
綺麗な模様のダンゴムシ。

こんな派手なダンゴムシは見たことがありません。
調べたら、オカダンゴムシという、私達が普段「ダンゴムシ」と呼んでいる種類でした。
メスはこういう黄色いマダラ模様が出るようです。
それにしてもクッキリした美しい模様ですね。
このとびきり派手な衣装は、繁殖の時期と関係があるのでしょうか?(それとも個体差?)
草の上にはこんな虫。
「ゴキブリじゃないの?」と言いつつ一応写真を撮って調べてみたら、
ただのゴキブリではありませんでした。

その名も“モリチャバネゴキブリ”
“森”が名前の前に付くだけでもタダものではない感じがします(笑)。
胸にある2本の黒い模様が下部で寄っているのが“モリ”の特徴なのだそうです。
家の中に出る(と言っても大島では見たことがありませんが)チャバネゴキブリと違い、
このゴキブリは生涯自然の中で暮らすそうです。エライ!
アジサイの茎ではオオツマキカメムシと思われる者たちが5組も集団で交尾していました。

銀色に輝くエビグモの仲間と思われるクモ。

葉の上を歩きまわって餌探し?
そして最後に、一番衝撃的だったのが、こちら。

白い紐のような長いものが何本も、ユラユラ、ユラユラ、生き物のように動いているのが
ライトの光に浮かび上がったのです!
「なにあれ~?」かなり怪しい…。
怖々近づいて見てみたら、どうやら白いものは生き物ではなさそうでした。
正体を調べるように他のスタッフから仰せつかり、一番小さな塊を持ち帰りました。
そして、翌日、太陽の光の下で虫メガネを覗いてみたら…。
見たことのない虫が、お尻から水滴と白い糸を出しているではありませんか!!

またまた覗いてしまった、虫ワールド!
一体誰で何のために白い糸を出しているのでしょうか??
正体はクワキジラミというカメムシ目キジラミ科の幼虫でした。
白い糸は幼虫が分泌するロウ物質のようです。
このロウ物質は病原菌から身を守る効果があるともいわれていますが、
身にまとっているならともかく、お尻から長く伸ばして漂わせて
一体何の効果があるのでしょう?
人間をビックリさせる効果とか?(笑)
実はもっと色々な虫が出たのですが、きりがないので今回はこのへんで。
夜の森は、虫達が昼より安心して交尾や食事をできる世界です。
懐中電灯の光が照らしだす世界は、昼とは違う魅力に溢れていました。
来週も別の場所を探検しに行こうと、皆はりきっています。
なにか面白いもの、見つけに行かなくちゃ!
(カナ)