グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

アオバズク

2010年06月12日 | 
今年もアオバズクがやってきました。
鳴き声はだいぶ前から聴いていました(今年の初鳴き確認は3月15日でした。驚き!)

去年いると教えてもらった(天野にで~す)場所に5月の中旬からまだかまだかと何度も見に行って、一昨日やっと姿を確認できました。
写真もそのときのものです。

アオバズクはフクロウの仲間で日本には夏になると東南アジアなどからやってきます。
夜行性なので明るいうちはこうして木の枝でじっとしています。
もしかしたら近くに巣があるのかもしれません。
巣は主に大木の洞、ときには石垣の隙間や地上に作るそうです。


来ているとは知らなかった私が不用意に近づいて驚かせてしまいましたが、決して飛び去ったりはしません。
目がまん丸になるだけです。
なのでいてもなかなか見つからないのです。


私の調査によると(たいした調査じゃないですが。笑)5月になると伊豆大島のアチコチで鳴き声が聴かれるようです。
「ホッホッ、ホッホッ」や「ホゥホゥ、ホゥホゥ」と2音づつ区切って鳴くのが特徴です。
聴いたことがある方も多いんじゃないでしょうか。

大島には洞のできやすいタブノキやスダジイがたくさんあるのでアオバズクの数も多いと思っています。
食べ物となる虫やコウモリもいるし。



離れた場所からそっと見ていると目を閉じてしまいました。
夜に活動するのでやっぱり昼間は眠いのでしょうか!?




そして今日は別の場所でも1羽のアオバズクを確認しました。
ここも去年来ていた場所です(鳥仲間の方に教えていただきました!なかなか自力で見つけられないワタクシ・・・汗)



きっと大島で子育てをしているに違いないアオバズクですが、未だ確実に巣のある場所や巣立ったヒナを見たことがありません。

さて、今年はどうでしょうか!?





今日出会った鳥たち(声のみを含む)
ウミウ、オオミズナギドリ、オオセグロカモメ、ウミネコ、チュウサギ、ダイサギ、トビ、アオバズク、コジュケイ、キジ、キジバト、ホトトギス、アマツバメ、ツバメ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、トラツグミ、ウグイス、セッカ、イイジマムシクイ、オオルリ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

なぜかトラツグミですが・・・あの声はトラツグミしかいないと思う!!



         がんま
コメント
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