グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

何があったのか?

2011年11月23日 | 
昨日見つけました。
海岸近くの草地にひっそりと。



ツミ幼鳥でいいと思います。
日本で見られる猛禽の中では一番小さいといわれています。


大きさはこれくらい。









図鑑などに記してある鳥の全長とは『鳥を上向きに寝かせてクチバシを水平にした時のクチバシの先から尾の先までの長さ』をいいます。
だから30センチちょっとくらい。
メスのほうが大きいのでメスだと思います(オスの全長は27センチ)


体重は。

平均体重は75~160グラムだそうです。
範囲内ですが触ってみるととても痩せているように感じました。


頭部。

目がそんなに乾いていないので死んでからあまり経っていないと推測します。


喉に縦線はありません(ツミ幼鳥はある場合が多いそうです)


後ろはこんなに白いのね。


腹部。

このハートマークを元気な子で見たかった!!


尾羽。

12枚ありました。


足指。

ギュッとしているのが私にとってことさら死を象徴しているように思えます。


翼。



綺麗。


これがいない鳥はいないと思います。

ハジラミ。


ツミの繁殖は伊豆大島では確認されていません。
今年生まれのこの鳥は大島に渡ってきてどうして命を落としてしまったのでしょうか。

撮影したあとは埋葬しました。
もちろん手洗いはしっかりしましたよ。


                           がんま
コメント (5)
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