グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

なつかしの遊び

2011年11月11日 | 植物
今日は一日中、冷たい雨の降った伊豆大島でした。
立冬を過ぎたら、大島でもさすがに寒くなりました。

週間予報で雨マークになっていたので、一昨日の撮り置きです。

この時季、道端や空き地で目立つのが、
この↑見出し写真のコセンダングサ。
子どもの頃、花が終わった今頃、花柄を千切って、
投げ合って遊びました。

存在に気付くと、近づかないようにして通り過ぎますが、
こんな↑に開いたタネを衣服、特にセイターなどに付けたら後が大変!

悪ふざけ、いたずらして、友だちの背中に、そっと付けたりしたものです。

大島には、アメリカセンダングサ、シロノセンダングサなどの
仲間がありますが、最近、あまり見かけません。

これによく似た感じに広がるタネで↓
ヌマダイコンという草のタネがあります。

花とタネの感じが似ていて↓、同じキク科。
大島ではコセンダングサのようには、たくさん生えていません。

花の先端で1メートル位と、あまり大きくないので、
気付かずにズボンにタネが付いていることがあります。
こんな具合に、タネは粘液を出して、
皮膚にも!くっつきます。

タネ1粒を拡大すると↓
何だか、触角を出した虫みたい。

くっつける遊びでも、こちら↓のイノコヅチは、悪質ですね(汗)
いじめ、嫌がらせにならないように、
相手を選んでやりましょう(笑)

くっつける遊びで人気があったのは、この↓オナモミの仲間。
こんな風にジーパンにも付きます。
これは実の大きさや刺の具合からオオオナモミでしょう。

オナモミ(雄ナモミ)、メナモミ(雌ナモミ)という似た名前の植物があり、
ナモミは、ナズム(離れずまつわりつく)に由来する説があるとか。

この実は去年採集しましたが、その群落の場所が今年は、
台風の影響で全滅してしまいました。

他の自生地を知りません。
島内のどこかで生えている所をご存知の方がいらしたら、
お教え頂きたいです。

1つの実の中に2個の種子が入っているそうです。これだけ↓取って置いたので、
うまくすれば、タネが10粒採れそうです。

発芽するかどうか分かりませんが、
春になったらタネを蒔いてみましょう。

(なるせ)
コメント
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