グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

大島を体験しに。

2011年11月24日 | ツアー
今日はジオパークの勉強に来てくれたT大学の学生さんたち4名と山を歩きました。
大島の地域振興をテーマに、12月には大島高校での出前授業を行う予定だそうです。

出前授業を行う前に、自らが大島のことを良く学び、体験するしようと
ツアーをリクエストしてくれました。

天気予報では、南西の風10m。
大島らしい風の向きと強さです。

この場所でもすでにゴ~とかビュ~とかいう音がしていましたが、とりあえずみんな元気そうだし
(たぶん私が一番危ない)火口を目指すことにしました。

火山が造った様々な景色を見ながら火口西展望所までやってきました。
歩いてくる途中でももちろん風は強かったのですが、この展望所は特に風の当たりが強いのですよね(^_^;)

「ウワ~!」「スゲ~!!」
「こんな恐い思いできるとこ、そんなにありませんよ!」と、とても楽しそうな皆さん(^O^)

ちょっと油断して体制が崩れて…

「おっとっと、柵って大事なんですね。」と体感することに(^_^;)

この後は、溶岩のバラを発見したり…

(動物以外の発見は久しぶりです。バラの花を発見するなんて、ロマンチストですね(^_-)-☆)

25年前の噴火で、火口から飛んできた1滴の溶岩の上に、スケール代わりに寝てみたりしました。

「おい、その寝方かよ~。」
「いや~、おれ、こういう育ちだからさ。」

山を下ると目の前に広がるのは、大地のひび割れから噴き出た溶岩が造った渓谷のような風景です。

陰影がクッキリする迫力のある風景を楽しめるのも、早い時間に太陽が傾くこの時期ならではのことです。

傾いた太陽は、影遊びも楽しませてくれます。
5つ並んだ長い影…

「この影、いいよね~。」「スゴイいい~!」と、皆で写真を撮りながら歩きました(^。^)

裏砂漠に着いて振り向くと、太陽が三原山に沈もうとしていました。

秋から冬にかけてのツアーでは、強風、晴天の日が多くなります。
風の強さの体験や、光と影が織りなす風景を、ちょうどツアー時間中に楽しむ事ができるのは、
この時期のツアーの醍醐味かもしれません。

今日、歩き終わった後の16時過ぎの風景です。
三原山と櫛形山が、ほんのり赤く染まっていました。

地球って綺麗ですね~(^O^)

さて、ツアー終了後、電気自動車を借りている皆を誘導しながら山を下りてきて、
違う宿に入ったり、目の前においたものに気づかずリュックを探したり…と笑われまくりの私(^_^;)

宿の方に集合写真を撮ってもらった時も、ストロボが発光しないようだったので「あれ?光らないですか?」と近づいたら、バシャッとシャッター音がしました(^_^;)

みなさんから、「ぜひこの時の写真をブログに載せてくださいね。」とリクエストがあったので、載せます(^_^;)(^_^;)

たくさん笑った三原山ジオツアー。
今日歩いてみなさんが感じたことが、大島高校での出前授業でどのように語られるのか、私も授業を聞いてみたいです。

高校生に化けて侵入したい…無理か(^_^;)

PS.掲示板に謎の白い物体の写真を載せてくださったS様へ
今日、もう一度、調べてきました。
掲示板に観察結果をUPしておきますのでチェックをお願いします~。

(カナ)



コメント (7)
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