グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

花盛りと赤い葉

2012年08月28日 | ツアー
このところ毎日のように登っている三原山ですが、日を追うごとにハチジョウイタドリの花が開いて、その見事さに見とれています。

1986年の黒い溶岩流を覆い尽くさんばかりのハチジョウイタドリ。


裏砂漠を、花火のごとく飾るハチジョウイタドリ。


ひとつの花は小さくても、この数は圧巻です!


そして連日、そよ風と青空!
昨日も…


今日も!


中学、高校で同級生だったという女子大生たち。
火口で風を受けながら、こんなパフォーマンスをしてくれました。

爽やかな夏の風、快適でした~。

皆さん学校で習った歌を歌詞まで全部覚えていて、歩きながらずっと歌ってくれました。コーラス聞きながら歩く三原山、楽しかったです。(歌が写真に撮れないのが残念・笑)

森では、落ち葉になりきっていて、敵に見破られていないと自信ありげなスカシエダシャクが、どこまで耐えられるか葉を揺すって実験したり…

(いくら揺すっても、触るまで動きませんでした)

クモの糸にくっついて垂れ下がっている木の枝が、ビヨヨ~ンと、伸びたり縮んだりするのを見て、クモの糸の丈夫さに感心したり…

と、いろいろな実験(?)をして楽しみました。

ところで今、スタッフ間のメールのやり取りで、話題になっているのがイタヤカエデの赤い葉です。
私は速い紅葉かと思っていたのですが、願法は新葉ではないかと意見をくれました。

カエデやモミジは、春先に一年分の葉を一度に広げ、その後新しい葉は出さないと聞いていましたが
願法からは「樹木は春でなくても折れたり伐られたりすれば新しい葉を出しますよね。
今年は先月の台風で折れたりほとんどの葉が枯れてしまった樹木で新葉を出しています。
このイタヤカエデもそうだと思うのですが。」というメールが届きました。

「そうか~!そうかも…。」と、気になったので、今日観察してきました。
見上げると、葉の先だけがほんのりオレンジ色。

柔らかな色が、なんとも素敵です。

お客様に枝を押さえてもらって、写真を撮りました。
まるでバラの花のようです。

確かに、葉を散らす前の赤とは違いますね。
でも、イタヤカエデって春の新葉はこういう赤ではなかったはず。

(春の写真が載っている日記はこちら)
http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/8c7fec323e5c9dedb95f856b7ce76826

いったいなぜ、今の時期にこんなことが起こるのでしょうか?

ああ、自然は不思議がいっぱいです!
こらからしばらくは、毎回不思議な気持ちで、カエデの赤い葉を楽しめそうです。

(カナ)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする