5月3日~5日の3日間、毎日晴天の三原山を歩きました。どのツアーも楽しくていっぱい報告したいのですが、全部はとても書ききれないので、ちょっとづつ…。(でも長編です・笑)
5月3日
高校時代の同級生という女性3人と、和歌山県(南紀熊野)のジオパーク推進室の職員の方1名のツアー。女性陣がとにかく明るくて、彼女達の笑顔を見ているだけで、私もとてもウキウキした気分になりました。
歩き初めからこんな感じでポーズ!
ポスターになりそうです!
とにかく元気いっぱいで、火山を楽しんでくれていました!
触れて、感じて…。
この日の青空には、ぽっかりと白い雲が浮かんでいて、それがまた絵のような景色を作っていました。
「あ、あれフグみたい!」「タツノオトシゴもいる!」「本当だ~」
かわいい形の雲が大人気でした。
女性陣と南紀熊野のジオパーク推進室のT氏とは、まるでガイド研修会のような会話が交わされていました。「南紀熊野って名前は聞くけれど、何が素晴らしいか良くわからない。ちゃんとわかるように説明してくださいね。」「見るだけじゃダメですよ。体験させなきゃ」
スルドイ指摘をしてくれる彼女達に、各地のジオパークを歩いてもらって感想を聞いたら、どこのジオパークも楽しさ倍増するだろうな~と思いました。
5月4日
4組11名のツアー。
小学生の男の子達が、元気にいっぱい質問をしてくれました。さらに発見もいっぱいでした。
「ねえ、こんなものがあったよ。」
うわ~!こんな形の溶岩、野外では初めて見ました。どこも欠けていない小さなサツマイモ型。溶岩の滴としてこれが空から降って来た時のことを想像してしまいました。良く見つけたなぁ~。
「あ!トトロがいる!」「本当だ!トトロだ!」
う~ん、今まで何回もここを通っていたのに、気がつきませんでした~。
この日は、参加されている方達が全員泊まりだったので、休憩時間もタップリとれました。
爽やかな緑と青い海と空を眺めながら、のんびり食べるオニギリランチは最高です!
裏砂漠でも、ゆっくり時間をとれました。大人は大地に寝転んで昼寝。
溶岩のツブツブがツボマッサージみたいで、これまた最高に心地良いです。
そして子ども達は…
広~い大地に向かって溶岩投げ!空に向かって投げて、噴火を再現?(笑)すごく爽やかな風景でした。
5月5日
4人家族と、高校時代の同級生4人組女性のツアー。日を追うごとにオオシマツツジが、花を開いていきます。
今日はこんなに華やかになりました。
地味ながらも皆が喜ぶ、この花も満開でした。
葉っぱの真ん中に小さな花を咲かせる“ハナイカダ”
「何これ?」「こんなのあるの?」「初めて見た~」
皆さん、熱心に観察してくれました。
そして実は、今日一番全員で盛り上がったのは、これでした!
白い膜のような巣を作ることから別名「天幕毛虫」と呼ばれるオビカレハの幼虫!
「きゃ~!可愛い!!」…え?
女性陣が全員大喜びして写真を撮るので、さすがの私もビックリしました!だって普通は何人かは虫嫌いの女性が混ざっているものなんです!
「顔が可愛い~!」と、全員交代で毛虫を手の乗せて激写。
いや~、本当に嬉しそうです!この間に家族チームの息子さんは、ムービーで毛虫が糸出して巣を作るシーンを撮っていました!(やりますね~)
毛虫ONネイルアート…
素敵すぎます!
よくよくたずねてみたら、4人の女性は高校時代全員生物専攻のクラス、家族チームのお父さんは生物の先生で、息子さんも生物関係の学部に進学を希望しているという生物一家でした。
ツアーって本当に、参加される方によって毎回違うものになるのですよね。
生物好きメンバー全員集合の図。
そして実は今日は、一番下の息子さんの誕生日でした。生まれた時刻ちょうどに、山を全行程歩き終わってめでたく1つ年を重ねたのでした。
その瞬間の写真です。
Happy Birthday! なんともスペシャルな誕生日でしたね!
3日間、それぞれのツアーで、とてもとても楽しかったです。
ツアーに参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
(カナ)