nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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ICFがわかる、認知症ケアがわかる著書

2008-02-28 18:01:38 | ケアマネジメント
矩形でも見る角度で印象は変化する。円錐体を底辺側からみると円形、横から見ると三角形にしか見えないが、実は円錐体です。
これが人だと時間の経過で印象は相当変わるし、空間が異なったり人間関係によっても印象が違うことは普通に理解しているのに、これが認知症のひとにかかわると固定したイメージでとらえるのはなぜだろう。

ということを気づかせてくれる本を読んでいる。
認知症介護研究・研修東京センターの諏訪さゆり氏の著書「ケアプラン実践ガイド」日総研発行です。
まだ前半を読んだ限りですが、認知症を患っているからといって過去に生きていることはない、やはり今を生きているということを主張している。さらには表現は言語による場合もあれば言語によらない場合もあり、いずれも受け取る側が表現された表面に限らず、その真の要望をくみ取る姿勢でいることも主張している。
彼女の著書ではICFとの関わりで医療モデルと社会モデルとの両方からのアプローチをわかりやすく解説しています。いままでICFに馴染めなかった方は彼女の著書を読むといままでわからないと思っていたICFが身近なもの、使えるもの、ICFの考えとはこういうものだったのか、こういう風にかかわることがICFの視点なのだと理解がいきます。



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