よくお客様目線で物事を考えるというが、これは言うほどたやすくはない。国内旅行で旅館を利用するが客として滞在していると床の一部がはがれていたり水の出方が悪かったりと気がつくことがある。これらは客室係りが気を配る事柄だろうが、彼はアメニティグッズの補充や布団の上げ下ろしに意識が向いているので床の一部などの目が行かない。
滞在している客は部屋を使うが旅館の従業員はそれら調度や什器を使わないのでそれらの不具合には気がつかない、やはり使ってみないとそれらの不具合はわからないのだ。
言葉でお客様の立場に立とうといってもなかなか行えないのはそもそも立場が異なるからで、お客様の立場にたつということ自体が無理なことの要求である。
お客様の立場に立つ目的はなにか、その目的を果たすために「お客様の立場に立つ」という掛け声ではなく、より具体的な指示ができるのだと考える。
滞在している客は部屋を使うが旅館の従業員はそれら調度や什器を使わないのでそれらの不具合には気がつかない、やはり使ってみないとそれらの不具合はわからないのだ。
言葉でお客様の立場に立とうといってもなかなか行えないのはそもそも立場が異なるからで、お客様の立場にたつということ自体が無理なことの要求である。
お客様の立場に立つ目的はなにか、その目的を果たすために「お客様の立場に立つ」という掛け声ではなく、より具体的な指示ができるのだと考える。