では「向上させる」観点はなにかについて触れます。
2、生活機能を「よくする」観点からみる
・アセスメントは単なる現状評価でなく、最良の働きかけの内容(プログラム・目標設定・チーム全体としての、また介護福祉士としての)を明らかにするためのもの。
・介護の対象は介護を受ける「人」であり、その人の生活機能を「よくする」ことが目的。
※予後予測が重要―よりよい「促進因子」に
・目標・プログラム設定のためには、予後予測(「よくする介護」を行えば「活動」・「参加」がどこまで向上するかの予測・見通し)が重要。それに役立つ情報を集める観点からアセアセスメントする。
・不自由な生活行為を中心としてみるものではない。
この部分は従来ケアマネが身につけてきたアセスメントの考え方と大きく違います。ケアマネが行っているアセスメントは現状の問題点を抽出することに関心が行っていると思いますが、ここでは時間的経過の中で現状を把握したいと主張しています。
ケアマネのアセスメントに即して言うならば既往歴や生活歴を把握することで、この部分のイメージがわくでしょうか。今の状態は過去の様々な生活の集積であるということに違和感はないでしょう。おそらく日常の業務のなかで行われている作業といえます。大きく違うのは予後という時間を取り入れていることです。
具体的に「最良の働きかけ」を視野に入れています。これから支援が行われるということは何らかの「働きかけ」が行われることにほかなりません。その「働きかけ」を最良のものとし、その「働きかけ」によって予後がどう変化するか、この時間軸を意識して現在の「している活動」を観て、「働きかけ」によって今後どう「できる活動」を獲得していくか、ここを観ることを要求しています。
この視点からは「働きかけ」の内容をどうするかという議論が生じます。ここに今回のテーマがあるように思います。
2、生活機能を「よくする」観点からみる
・アセスメントは単なる現状評価でなく、最良の働きかけの内容(プログラム・目標設定・チーム全体としての、また介護福祉士としての)を明らかにするためのもの。
・介護の対象は介護を受ける「人」であり、その人の生活機能を「よくする」ことが目的。
※予後予測が重要―よりよい「促進因子」に
・目標・プログラム設定のためには、予後予測(「よくする介護」を行えば「活動」・「参加」がどこまで向上するかの予測・見通し)が重要。それに役立つ情報を集める観点からアセアセスメントする。
・不自由な生活行為を中心としてみるものではない。
この部分は従来ケアマネが身につけてきたアセスメントの考え方と大きく違います。ケアマネが行っているアセスメントは現状の問題点を抽出することに関心が行っていると思いますが、ここでは時間的経過の中で現状を把握したいと主張しています。
ケアマネのアセスメントに即して言うならば既往歴や生活歴を把握することで、この部分のイメージがわくでしょうか。今の状態は過去の様々な生活の集積であるということに違和感はないでしょう。おそらく日常の業務のなかで行われている作業といえます。大きく違うのは予後という時間を取り入れていることです。
具体的に「最良の働きかけ」を視野に入れています。これから支援が行われるということは何らかの「働きかけ」が行われることにほかなりません。その「働きかけ」を最良のものとし、その「働きかけ」によって予後がどう変化するか、この時間軸を意識して現在の「している活動」を観て、「働きかけ」によって今後どう「できる活動」を獲得していくか、ここを観ることを要求しています。
この視点からは「働きかけ」の内容をどうするかという議論が生じます。ここに今回のテーマがあるように思います。