nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
https://nikkourei.jimdo.com

ICFのアセスメントのチェックポイント1

2009-05-14 15:17:34 | ケアマネジメント
ひと通り説明してきたICFのアセスメントの締めくくりとしてチェックポイントが挙げられています。

『「活動」の向上も向けたアセスメントの際のチェックポイント
1、一応自立していても更なる向上ができないかをみる
①バラエティが向上できないか?環境限定型自立にとどまっていないか?(自宅や、入所中なら施設の中、また近辺の限られた環境でのみの自立)にとどまらず、普遍的自立(どのような環境でも自立しておこなえる状態)にまで高めることが大事
②「量的」な向上(回数・頻度など)ができないか?生活不活発病改善・予防に働きかけられないか。』

いままでの説明で理解できたICFの視点でケアマネジメントを行った結果を振り返ります。その最初で『一応自立していても更なる向上ができないかをみる』と厳しい指摘です。更なる向上をと諦めていませんね。この姿勢が大事だと思います。何か見落としがないか、もっと有効なきっかけはないか、あきらめない姿勢が必ず次の突破口につながると信じています。
そのあきらめない視点として環境に限定されて考えが固定していないかを問題提起しています。ベッドからトイレまで移動で満足していないか、自宅周辺の散歩で満足していないか、ここでの視点は人間とは社会的存在であるということであり、人間の在り方はやはり
本人の意思で行きたい所へ行きたいときに行けることですから、ある環境に限定して考えることから、さらに一歩進めたいです。
そして「出来る行動」の回数や頻度も向上させていく方向も支援の1つの方法だと提起しています。そこには生活不活発病の防止という視点があることに注意したいものです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の美術館名品展