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介護支援専門員の業務可視化についてー3-

2010-06-28 23:14:50 | Weblog
ブラックボックス化
全2回で介護支援専門員の業務が外部から見えにくい職種であることを法制度及び資格取得と研修という制度論として見ました。
この回では介護支援専門員の業務そのものに焦点を当てます。
介護支援専門員は支援にあたる場合たいがい1人で訪問なり面談を行う。この場面で何が話されたかは第3者にはわからない、話の内容以上に顔色や声の調子、口調、しゃべる速さ、何回も語られる語彙、逆に触れられたくない話題など記録に留められないだろう事柄はこの面談の場以外の者にとって全く未知の部分である。しかし、これら記録されない事柄は記録された内容以上に支援計画を考えるうえで重要な場合があり、担当の介護支援専門員もこの記録されない部分からヒントを得て支援を計画している場合もある。
以前、介護支援専門員の専門性は専管性と不可侵性によって成立していることを述べた(達人ケアマネ21年2・3号)が、介護支援専門員の業務の遂行自体に秘匿性があり、介護支援専門員の業務の可視化を阻む要因がある。

以上の検討から、第3者からは介護支援専門員はだれも同じという認識がうまれ、介護支援専門員が選ばれる基準は人間関係に左右される(知っている人・付き合いのある人など)

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