東芝は、原発に食われる

　『週刊現代』によれば、東芝は破綻への道を歩んでいるようだ。あらゆる意味で原発がいかに危険な産業であるか。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50757

なぜウソをついたのですか？イヤ、それは"alternative facts."です。

　明らかに、トランプの大統領就任式に集まった人びとの数は、オバマが大統領になったときと比べて、少なかった。しかしトランプは、150万人はいたと言明した。そして報道官は、「過去最多だった」と言明した。

　しかしそれはウソだ、写真が証明している。

https://www.nytimes.com/interactive/2017/01/20/us/politics/trump-inauguration-crowd.html

　しかし、ホワイトハウスは、それはウソではなく、'alternative facts' 　なんだと。

http://edition.cnn.com/2017/01/22/opinions/alternative-facts-lies-obeidallah-opinion/


　事実を否定して嘘をつき、指摘されたら居直るようなこういう人物は、やはり大統領にはなるべきではない。

　でも、この日本では、そういう人物が首相になっている。

南京事件のこと

　私は、南京事件の当事者の軍事郵便をもっている。それをもとに、機会があればその内容を話しているが、それを話せば南京での虐殺はなかった、という意見はなくなる。数字について質問する方があるが、たとえば私が住む浜松市の空襲、とりわけ１９４５年の６月１８日の浜松大空襲で何人の方が亡くなられたのか、確定した数字はない。国内の空襲で何人死んだかがわからないのだから、激しい戦闘が行われたところで何人が亡くなったのかは、わからないといったほうがよい。ただし、手紙の内容からしても相当数の中国人が殺されたことは田氏かである。

　そういう事実があったこと。

　そういう事実はなかった、と主張する方々がいるが、日本政府も、日中共同歴史研究の結果でも、「なかった」ということにはなっていない。

http://buzzap.jp/news/20170123-kawamura-takashi-nanjing/

歴史が逆方向へ

　戦前の社会主義について調べはじめているが、添田啞蝉坊の流行歌、今とよく似ている。資本主義の害悪が庶民に襲いかかった時代。戦後は修正資本主義で、資本に対して統制がかけられるようになったが、今や逆戻り。カネもうけになるなら何でもする、という時代。

ああわからないわからない。金持ちなんぞはわからない。
　　贅沢三昧し放題。妾をかこふて酒呑んで。
毎日遊んでおりながら。金がだんだん増えるのに。
　　働く者はあくせくと。流す血の汗脂汗。
夢中になって働いて。貧乏するのがわからない。
　　貧乏人の増へるのが。なぜに開化か文明か。


ああ金の世や金の世や。地獄の沙汰も金次第。
　　笑ふも金よ泣くも金。一も二も金三も金。
親子の中を割くも金。夫婦の縁を切るも金。
　　強欲非道と譏ろうが。我利我利亡者と譏ろうが。
痛くも痒くもあるものか。金になりさへすればよい。
　　人の難儀や迷惑に。遠慮してちゃ身が立たぬ。

　そしてこの時代も、救済者を求めていた。

ああ金の世や金の世や。憐れな民を救ふべき。
　　尊き教えの田にさへも。我儘勝手の水を引く。
これ何ゆへお金ゆへ。ああ浅ましき金の世や。
　　長兵衛宗吾郎何処に居る。大塩マルクス何処に居る。

　宗吾郎は、千葉県の百姓一揆のリーダー、長兵衛を調べたら、同じ名の一揆のリーダーが全国にいる。

　大塩は、１８３７年に蜂起した大塩平八郎、マルクスはマルクスである。