浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

『本を読むひと』・・静かな感動

2017-01-30 22:16:26 | その他
 童話は、動物が話し、動物同士も弱肉強食ではない世界を描く。子どもに読み聞かせる童話の世界は、現実からみれば奇想天外である。しかし、そこには想像上の豊かな別の世界が描かれる。おそらく子どもたちは、話しを聴きながら語られるその世界に入り込み、それぞれが個性的な世界を描くのだろう。

 今、『本を読むひと』のⅢ章を読み終えたところだが、本を読むひと・エステールが、子どもたちとその母親とともに動物園に行く場面があった。この本はフィクションであるが、その箇所を読みながら、童話の世界しか知らなかった子どもたちが、現実に動物たちをはじめてみたときには、どんな驚き方をするのだろうと思ってしまう。

 この本の世界に、私自身が入り込んでしまっている。

 2017年はじめに、とてもよい本に出会った。

 浜松市の図書館はこの本を9冊買っている。私がこの本の予約をしたときは、そのほとんどが予約可であった。しかし今、一冊だけ〇印である。『週刊金曜日』以外に紹介したところがあるのだろうか。
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【本】アリス・フェルネ『本を読むひと』

2017-01-30 20:23:34 | その他
 今日も、大量の本を捨てた。もう読まないだろう、きっと。

 整理をしないと、必要な本がどこにあるのかがわからなくなってきたから、不要な本は捨ててすぐに取り出せるようにしなければ。

 そして今年は、「書く」ことに専念しなければならない仕事がある。そのために、実家の離れをここ一週間くらい片付けている。資料をひろげておける空間、それが必要だ。

 昨日も、今日も一冊ずつ本が届いた。とにかく捨ててしまわなければ収容ができない。。捨てて、捨てて、そして新しい本を買う。

 先週届いた『週刊金曜日』に、アリス・フェルネ『本を読むひと』(新潮社)の書評が載った。無性に読みたくなって、昨日浜松市の図書館から借りてきた。原文は、「みごとな文体」で「歌うような調子」だそうだ。日本文はそうでもない。

 読み始めて、その世界に入り込む。フランスのあるところに住むジプシーの一家。そこに一人の女性が、子どもたちに本を読み聞かせようと通うようになる。ただそれだけの話だ。単調にならざるをえないsituationだが、中身はそうではない。静かな魅力がある。読みとおさせようとする力を感じる。

 人生には本が必要だし、生きているだけでは十分じゃない(29)

 本というのは、ただ言葉やお話の書いてある紙っぺら以上のものであり、要するに生き方の一つであること(40)

 本には、いろいろなものが詰め込まれている。中学生の頃から、本を読んできた。高校1年生になったら、友人等と昨夜読んだ本(ほとんど文学)について、語りあうという日々があった。毎日学校の帰りに書店により、友人が紹介した本を買って帰った。そして深夜放送を聴きながら、その本を読んだ。睡眠時間はとても少なかった。そして翌日、読んだ感想を交換する。そういう日々があったことに感謝しつつ、毎日毎日、今も活字に目を通す。


 昨夜、某所で「トランプ政権の行方」というテーマで話した。一つのテーマで話すために、膨大な資料に目を通す。毎月ひとつ時事問題を1600字にまとめる仕事、そして1時間半、別の時事問題で話すという仕事がある。そのための本が、次々と届けられる。

 知は力なり、POST―TRUTHと闘うために、読み続ける。

 
 
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「公私混同」のトランプ

2017-01-30 17:41:41 | その他
 トランプには、絶大な権力を与えるべきではなかったことが、すぐに明らかになってきた。


http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198503/1
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科学オンチのトランプ

2017-01-30 07:47:13 | その他
 今日の『日経』記事の一部。

「トランプの科学」に懸念 実現性・証拠を無視

2017/1/30 0:37日本経済新聞 電子版

 【ワシントン=川合智之】トランプ米政権の科学技術政策に、研究者らの懸念が広がっている。宇宙開発で実現可能性の薄い目標を掲げる一方で、ワクチンへの懐疑を表明するなど、科学的証拠を無視した発言を続ける。地球温暖化にも否定的で、関連する研究成果の公表は停止された。世界中の頭脳をひき付け、米国の国力の源泉となってきた科学に、逆風が吹き付けている。


 ニューヨーク市立大学名誉教授靏見芳浩氏の、トランプ評。

 ドナルド・トランプ共和党、71才。ペンシルバニア大不動産学科卒。公職、軍事、教職経験はなし。これまで所得税は払わず、「税金を払うやつはバカ」と言う。所得税確定申告の公表を拒んでいる。カジノ経営と不動産(ホテル、高級マンション、オフィスビル、ゴルフ場)デヴェロッパーで4回の計画倒産の詐欺師。被害者からの二千件以上の訴訟を抱えたまま。ミスユニバースの興行師とテレビの自作自演の迫真劇の主人公。
 名うての姦通者。現在の三人目の夫人のメラニアは46才でスロベニア出身。リュブラニヤ大卒はウソ。元ポルノ女優で全身整形手術の見本(全裸ヌードがインターネットで流されている)。対抗馬の民主党のヒラリー・クリントンに3回のテレビ討論で完敗し、内外策の無知と大ボラふきを露呈。白人至上主義のレイシスト(人種偏見)で女性蔑視者。五年前にファッションモデル志望の13才の少女をレイプし、恫喝でもみ消す。ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正日主席を尊敬。空疎なスローガンと批判者罵倒をツイッターで流すだけで内外策の具体策はなし。科学オンチ。どうして、こんな欠陥人間がクリントン候補を相手に投票日直前に逆転勝利をつかんだのか。
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