浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

正則学園の早朝挨拶強制

2019-01-15 08:44:17 | 社会
 今時、何というバカなことが行われていることか。東京にある私立正則学園では、早朝全教員が出勤し、理事長が到着すると理事長室で一人ひとり朝の挨拶をするのが慣例となっているようだ。勤務時間は朝8時から、理事長が学校に来るのは6時半頃。教員は朝早く学校に来て理事長の到着を待つのだそうだ。

 バカらしい。

 同じような名前の正則高校という歴史がかなり古く、民主主義的な教育が行われているところもあるのに、この正則学園はおかしい!正則高校にアクセスしたら、やはり「正則学園」とは違うというコメントがあった。

 静岡県の公立学校でも、3月末か4月はじめ、新校長が赴任する最初の日、教職員が校門で新校長を迎えるという、これもまたバカな習慣があるそうだ(もうなくなっているかもしれないが)。

 こうしたバカな習慣はバカなこと、という共通認識が生まれることを望みたい。

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「規制緩和」という神話

2019-01-15 08:09:20 | 政治
 「規制緩和」は、実質的に「規制撤廃」。規制をなくせば、自由に企業活動が出来て経済は活性化する、などと新自由主義者は叫ぶ。私企業からの献金を求める自民党議員らは、「規制撤廃」に動く。

 しかし「規制撤廃」は、様々な問題を引き起こす。

 例えばバス問題。「規制撤廃」によってたくさんの私企業がバス業界に参入し、どこの地域でも、知らない名前のバス会社が登場し、今やそうしたバス会社のバスをあちこちでみかける。新興の中小バス会社は、低価格で請け負い、客を乗せて運行する。

 価格には適正な価格というものがある。適正な価格以下の価格で運行する場合、必ずどこかにしわ寄せされる。それはもちろん賃金である。労働者の生活の糧である賃金が下げられる。生きていくための賃金を得るために、労働者は無理をせざるを得ない。

 それがバス事故へとつながることは、すでに何度も証明されている。

 バス会社は増加する。公務員は減らされる。事故が起きる度に、政府などはいろいろな、しかし実効的でない手を打つ。なぜ実行的ではないかといえば、バス会社が増えすぎて、公務員が減らされすぎてチェックができない。

 かくて悪魔のサイクルは回り続ける。

 悪魔のサイクルは、今やどこにでもある。政府はその悪魔を退治する気はない。支配層や自民党政府は、おのれの私的利益を守るためにしか動かない。

 政府、自治体から「公」は消えていく。税金を納める理由はなくなっていく。

 『朝日新聞』記事。

バス運賃「もはやたたき売り状態」 値引き体質変わらず

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