賢明な保守政治家がいなくなった。読みながらそう思った。加藤紘一のような政治家であったなら、共通の認識を持って話し合いができると思った。加藤は、社会や政治、そして歴史に対して、学問に裏付けられた認識をもっている。近頃の自民党や維新の議員とはまったく異なる。
加藤は、安倍晋三という人物に危うさを感じていたようだ。ハンチントンの「自国の外に敵を作り出せば、必ず匡のなかはひとつにまとまる」を引いて、小泉政権からの危ういナショナリズムに警鐘を鳴らしている。
本書は、まっとうな保守政治家の気概と、その思想が記されている。安心して読むことが出来る。
保守的な方々も、是非読んで欲しい。
内容をあまり紹介しなかったが、裏付けのある主張をもった政治家はほとんど消えていったという気がする。
加藤は、安倍晋三という人物に危うさを感じていたようだ。ハンチントンの「自国の外に敵を作り出せば、必ず匡のなかはひとつにまとまる」を引いて、小泉政権からの危ういナショナリズムに警鐘を鳴らしている。
本書は、まっとうな保守政治家の気概と、その思想が記されている。安心して読むことが出来る。
保守的な方々も、是非読んで欲しい。
内容をあまり紹介しなかったが、裏付けのある主張をもった政治家はほとんど消えていったという気がする。