浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

【本】日野行介『除染と国家』(集英社新書)

2019-01-24 21:52:06 | 
 この本は、今日届けられた。したがって、第1章しか読んでいない。読んでいないけれども、私の持っている感覚、すなわち自治体は住民のためのものではなく、政府の政策実現のために存在していること、それを証明する内容であった。

 原発事故以後、福島県は放射能被害の存在を頑なに認めない、たとえば甲状腺ガンが福島県に異常に発生しているのに、頑として原発事故が原因であることを否定し続ける。

 そして本書の第1章は、福島市の所業である。住民の生活や安全を何とか保障していこうという姿勢は皆無。

 自治体とは何であるのか。とりわけ、こういう大きな事故、原発推進政策という国策にキズをつけるような事態が起きたときは、政府はもとより自治体も一斉にその国策に支障がないように行動する。

 いろいろ考えさせられる本である。
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「北方領土」は?

2019-01-24 08:23:46 | その他
 私は、日本政府が言う「北方領土」問題の解決は、歯舞色丹の返還がもっとも妥当であるという認識を持っている。それ以上のことは、法的にも主張できないという考えだ。

 しかし日本政府は、国後択捉を含めた四島返還論を主張してきたが、それはまったく非現実的であることが明白となり、安倍政権はそれなら歯舞色丹の返還でことをすまそうと画策してきたが、それさえまったくロシアから相手にされない。

 アベ外交はまったく力がない。アメリカには、屈辱的に隷属し、「御説ごもっとも」、「私どもに何か出来ることがあれば何でもおっしゃって下さい」外交。ロシアには、「北方領土」返還しようかな、どうしようかななどとエサをぶら下げられ、カネを出させられてまったく解決しない。北朝鮮や韓国に対しては上から目線で対立を煽るだけ。その他の国には、カネをばらまく。これでは外交とは言えない。

 しかしメディアは、安倍が何らかの成果を得たかのような報道をする。私はNHKなんか見ないので、どういう報じ方をしているかは知らないが、まったくひどいものらしい。

日露首脳会談大失敗を御用メディアが必死のフォロー! でも田崎史郎は「進展あったように見せる」と安倍官邸の作戦をポロリ
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人びとの感情

2019-01-24 08:03:55 | その他
 私は皇室のあれこれについては、まったく関心がない。だが、秋篠宮の長女の婚約相手の男性の行状については、あまり感心しない。先日彼は声明を公表したが、それは彼の評価を高めるどころか、一層評判を下げた。それはなぜか。

小室圭さんの「イラっとさせられる声明文」に見る3つの決定的過ち
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