浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

日本だけが賃金が下がっている、それはなぜ?

2019-09-18 20:43:10 | 社会

元国税が暴露。日本企業の内部留保が増えると社員の給料が減る訳

 この背景には、日本の政財界による労働組合つぶし、総評を解体し、旧同盟系が主導権を握る連合がでいたためである。

 賃金など労働条件の改善は、労働者自身が闘わなければならないのに・・・。
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首相らへのヤジ、なぜ警察は排除するのか

2019-09-18 20:38:59 | 政治
 北海道などで、首相の選挙演説にヤジを飛ばした人が排除された事例が報じられた。しかし、その法的根拠は明らかにされないままだ。

 そしたら、出て来た出て来た。警察庁からの指示文書。

道警・首相ヤジ排除問題に新事実 「接近を阻止」は警察庁指示
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台風15号の被害

2019-09-18 20:31:02 | 政治
 千葉県の台風被害からの復興がすごく遅れているようだ。とりわけ千葉県や政府の対応が遅れたこと、いまでもきちんと為されていない。

 また『東京新聞』は千葉県などの被災を一面で報じ続けていたが、『朝日』はそうではなかったことを、今日の『東京新聞』のコラムで斎藤実奈子さんが指摘していた。

 政治もメディアも、おかしくなっているということだ。

 なぜ県や市町村の対応が遅れるかと云えば、行革という公務員の人減らしに大きな原因がある。

「役所の職員が来るのが遅い」のはなぜ?~自然災害が明らかにする人員不足

 この問題は、東日本大震災でも指摘されていたのに、その後も公務員減らしは続いている。何ということだ!!
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名古屋

2019-09-18 20:27:10 | その他
 9月15日は名古屋に行った。大杉栄、伊藤野枝とともに、1923年9月16日、虐殺された橘宗一の墓前祭に参加するためであった。

 さてそこへ向かう途中、『週刊金曜日』に紹介されていた『夢みる名古屋』(矢部史郎、現代書館、2019年)を読んだ。

 一応歴史を研究している私としては、名古屋市の近代的「発展」については、知っておかなければと思い購入したのであるが、なかなか面白かった。

 著者の矢部氏は、2011年の原発事故のあと、春日井市に引っ越したそうだ。春日井市は名古屋周辺の地であり、矢部氏は名古屋の「負の側面」を縦横に論じる。

 まず100㍍道路。名古屋市民はこの道路建設を英断だと認識する者が多いようだが、氏はこれはナチスの「廃墟価値の理論」、すなわち「建築物の美とは、その建物が数千年先に廃墟となったときに、未来の人びとがそれを見て過去の文明の偉大さを感じとるようなものでなければならない」に沿ったもので、現にナチスドイツは120㍍道路を計画したそうだ。「名古屋の都市計画者たちは、敗戦を経験してもなお枢軸国の美学を抱きつづけた」と、著者は指摘する。
 100㍍道路を渡るには当然時間がかかる。だから名古屋ではハイヒールを履く人は少ないそうだ。また道路の真ん中にわたりきれない人のための空間があるが、それはまったく無味乾燥なところだという。

 さらに名古屋は、狭い道がなく、すべての道路が広く車が通行できるようになっている。そこに住む人々は、近所の人との語り合いも出来ないと指摘する。

 そして全国の都市は、名古屋を見本にしている。人びとが人間らしく生活できない都市。自動車産業を中心とした産業都市。そこは人間が落ち着いて生活できる空間ではない。

 というようなことが記されている。なかなか刺激的な内容で、名古屋の問題にとどまらない普遍性をもっている。ただここは中途半端だなと思うところもあった。
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