ここ数日個人的なことで忙しくなっている。読書の量も減っている。とはいえ少しの時間を探して、奥田英朗の『最悪』を読んでいるのだが、なかなか暗い話で、時々ハアーといいながら、中断しながら読んでいる。
奥田の小説は、複数の人物を登場させ、彼らがみずからの生を生きていく中で相互に交錯していく、そういう方法をとる。今まで読んだ本がすべてそういう方法だ。
しかしこの『最悪』は、読んでいくのがつらい。なぜなら、話の展開は、それぞれの登場人物がおしなべて坂道を転げ落ちるようになっているからだ。
下請け企業の経営者、女子銀行員、底辺に生きる若者が、音を立てながら崩れていく。著者は、それぞれの生きる「場」の状況をよく調べている。もちろんフィクションではあるが、彼らが生きる「場」は、現実に存在する状況だ。
おそらくいろいろ調べて書いているのだろうが、なかなかの作家であることがよくわかる。
◎畑に行ったら、ほうれん草の葉が部分的に黄色になっているところがあった。カルシウム欠乏だという。苦土石灰をまいてきた。雨でも降ってくれればよいのだが・・・。
◎浜松市が刊行した『天浜線と沿線の近代化遺産』を入手した。読んでみた。天竜浜名湖線は、もと国鉄二俣線である(これについては『豊岡村史』で書いたことがある)。乗ったことはいちどもない。地域の重要な足であるが、赤字経営で存続が危ぶまれている。存続させるためには、地域の住民が利用することが大切だと思い、近日中に乗りに行くこととする。
奥田の小説は、複数の人物を登場させ、彼らがみずからの生を生きていく中で相互に交錯していく、そういう方法をとる。今まで読んだ本がすべてそういう方法だ。
しかしこの『最悪』は、読んでいくのがつらい。なぜなら、話の展開は、それぞれの登場人物がおしなべて坂道を転げ落ちるようになっているからだ。
下請け企業の経営者、女子銀行員、底辺に生きる若者が、音を立てながら崩れていく。著者は、それぞれの生きる「場」の状況をよく調べている。もちろんフィクションではあるが、彼らが生きる「場」は、現実に存在する状況だ。
おそらくいろいろ調べて書いているのだろうが、なかなかの作家であることがよくわかる。
◎畑に行ったら、ほうれん草の葉が部分的に黄色になっているところがあった。カルシウム欠乏だという。苦土石灰をまいてきた。雨でも降ってくれればよいのだが・・・。
◎浜松市が刊行した『天浜線と沿線の近代化遺産』を入手した。読んでみた。天竜浜名湖線は、もと国鉄二俣線である(これについては『豊岡村史』で書いたことがある)。乗ったことはいちどもない。地域の重要な足であるが、赤字経営で存続が危ぶまれている。存続させるためには、地域の住民が利用することが大切だと思い、近日中に乗りに行くこととする。