鄭義信の“焼肉ドラゴン”。
熱い映画であった。それぞれがそれぞれに生きる。そのなかで、アボジが全員を抱擁する。あまり口には出さないが、静かに家族ひとりひとりの幸せを祈りながら生きる。家族愛。
在日コリアンが日本で生きることは、様々な壁とぶち当たりながら生きることであった。壁に囲まれているなかで、壁にぶち当たり、壁を壊すためには、強く、みずからを主張しながら生きていくしかない。植民地支配を行い、朝鮮人を戦争に駆り出した憎き日本に住まなければならない矛盾。その矛盾を背負いながら、壁に立ち向かわなければならない。生きることは闘いでもある。
壁に押し戻された長男は、自殺した。
とてもよい映画であった。
最後は、住んでいるところを追われるだけでなく、家族がばらばらになる場面であった。長女は北朝鮮へ、次女は韓国へ、三女は日本であるがすでに結婚して他所に住む。ばらばらになっても、つながっているんだ、明日はきっとよいことがある・・・・
絶望しないで、家族のために働き、働いてきたアボジ。アボジ役の顔がいいなあ。オモニもよかった。家族のために懸命に生きる姿があった。
熱い映画であった。それぞれがそれぞれに生きる。そのなかで、アボジが全員を抱擁する。あまり口には出さないが、静かに家族ひとりひとりの幸せを祈りながら生きる。家族愛。
在日コリアンが日本で生きることは、様々な壁とぶち当たりながら生きることであった。壁に囲まれているなかで、壁にぶち当たり、壁を壊すためには、強く、みずからを主張しながら生きていくしかない。植民地支配を行い、朝鮮人を戦争に駆り出した憎き日本に住まなければならない矛盾。その矛盾を背負いながら、壁に立ち向かわなければならない。生きることは闘いでもある。
壁に押し戻された長男は、自殺した。
とてもよい映画であった。
最後は、住んでいるところを追われるだけでなく、家族がばらばらになる場面であった。長女は北朝鮮へ、次女は韓国へ、三女は日本であるがすでに結婚して他所に住む。ばらばらになっても、つながっているんだ、明日はきっとよいことがある・・・・
絶望しないで、家族のために働き、働いてきたアボジ。アボジ役の顔がいいなあ。オモニもよかった。家族のために懸命に生きる姿があった。