浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

選挙も利権

2020-06-28 09:24:57 | 政治
 そうか自民党の議員は、選挙の度にカネを撒いているのか。金子恵美も、豊田真由子もそれを証言している。

「先輩議員に“ちゃんと地元でお金を配ってるの?”と叱られた」豊田真由子・元衆議院議員が告白

 となると、やっぱり選挙も利権なんだ。

 山梨県は票がカネで売買されるときいたことがあるが、全国で行われているのかもしれない。私はカネをもらったことはないが・・・
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「手巾」

2020-06-28 07:48:02 | 芥川
 「手巾」の主人公は大学教授である。彼はドラマツルギーの本を読んでいた。別に演劇学を専攻しているのではない。

 そこへ女性が訪ねてきた。教授の教え子の母親だ。その教え子が病を得て入院していた。教授も見舞いに行ったことがある。

 その教え子が亡くなったことを母親は知らせに来たのである。

 教授は、その母親の態度に疑惑を持つ。自分の子が亡くなったのに、悲しみを見せず、時に笑みをも見せるその姿。

 教授は話している際、落とし物を拾い上げようとかがんだとき、「手巾」を握りしめている母親の手を見た。

 先生は、婦人の手が、はげしく、ふるえているのに気がついた。ふるえながら、それが感情の激動を強いて抑えようとするせいか、膝の上の手巾を、両手で裂かないばかりに緊く、握っているのに気がついた。(中略)ー婦人は、顔でこそ笑っていたが、実はさっきから、全身で泣いていたのである。


 教授は、それで合点がいったのであるが、婦人が帰った後、ドラマツルギーの本をまた読みはじめた。そこにはこう記されてあった。

 私の若い時分、人はハイベルク夫人の、多分巴里から出たものらしい、手巾のことを話した。それは、顔は微笑していながら、手は手巾を二つに裂くと云う、二重の演技であった。それを我等は今、臭味と名づける。・・・

 果たして教授を訪ねてきた婦人は、全身で泣いていたのか、それとも「臭味」であったのか。教授は、きっとどう判断して良いのか悩んだことだろう。


 
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東京都の感染対策

2020-06-28 07:48:02 | 政治
 日本政府のCOVID-19 の感染対策もザルだが、東京都も同様。COVID-19 対策は、まずオリンピックのために軽視され、今度は小池某の都知事選の前に足踏みをさせられている。

 それでもよい、という東京都民が多いのだから、もう何を言ってもムダというものだ。

都の感染者57人 宣言解除後で最多、6割が経路不明も「第2波ではない」
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「日本文化」を大切にしないネトウヨ政権

2020-06-28 07:43:41 | 政治
 ネトウヨ政権たる安倍晋三=自民党・公明党政権は、「日本の伝統」とか、「日本」を語ることは好きであるが、しかしカネは出さない。なぜか、利権ではないからだ。安倍晋三=自民党・公明党政権は、利権につながらないところにはカネを出さない。ほらっ、「アベノマスク」。福島県の公明党関係者に発注してカネ儲けさせたりはしているでしょ。

 だからこういう事態を招くのだ。

日本文化の危機、三味線の最大手「東京和楽器」が廃業へ 需要激減にコロナが追い打ち
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経産省の犯罪

2020-06-28 07:28:45 | 政治
 経産省の官僚が安倍晋三=自民党・公明党政権とべったりくっついて省益を貪っている現状はメディアに報じられている。

 しかしもっと重要なのは、経産省は日本の産業をつぶしてきたことである。今日本の産業と云えば、自動車しかない。
 経産省は、自動車と原発産業に力を入れ、たとえば液晶や太陽光パネルなど、新しい産業や自動車、原発以外は見捨ててきた。原発は東芝の凋落に見られるように惨憺たる状況だ。家電も今や縮小してきている。
 その結果、競争力のある産業はただひとつ自動車だけとなった。しかし他国では電気自動車へと向いているのに、日本の自動車産業は出遅れている。

 経産省が電通とともに国家財政を食い潰している間に、日本の産業の未来は暗くなっている。

 まずそのしわ寄せは、非正規労働者がかぶっている。いずれは正社員にもそれが波及するだろう。そうなると、日本の国際競争力ある産業は壊滅状態となる。

 
自動車業界、コロナ禍で続く「派遣切り」の実態 減産長期化で雇用の維持ができない下請けも
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「こんな都知事」

2020-06-28 07:17:55 | 政治
 東京都知事選には関心もない。長い間、東京都民は「こんな知事」を選んできた。「こんな知事」に都政を任せてきたのだから、東京都民はその結果を負い続けなければならない。今回の選挙も、テレビ出場回数が多い小池某が当選するだろう。

 「テレビによく出る人」こそが勝者である。東京も、大阪もである。

小池都知事“やってるフリ”が招いた「感染爆発 重大局面」


 感染対策の「フリ」だけしているから、コロナに対する恐怖は終わらない。

 都外の人々は、したがって東京には行かない。東京など関東圏の人が、周辺にウィルスを持ってきている。
 東京での感染対策の充実を願うが、私には都知事選の選挙権はない。
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「猿」

2020-06-26 22:27:50 | 芥川
 「猿」は、遠洋航海から横須賀に帰港した軍艦の話である。

 この軍艦のなかで盗難事件が起きた。二度目の盗難事件であった。一度目はまさに猿が時計を失敬して艦内を逃げまわったことである。猿は「満二日、絶食」の罰を受けたのだが、猿の飼い主であった砲術長は「罰則を破って、猿に、人参や芋を、やってしまった」。

 二度目は横須賀に帰港したときに発覚し、信号兵の奈良島という兵が窃盗犯であることが判明した。奈良島は禁錮室に監禁された後、海軍監獄へ送られた。

 この「猿」の末尾の文は、

 猿は懲罰をゆるされても、人間はゆるされませんから。

 である。

 日本の政界には、懲罰をゆるされている「猿」がたくさんいる。人間ならば必ず懲罰を受けるはずだからである。

 今日も一人、政界から「猿」がでた。「菅原」という「猿」である。
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ワルは、いつまでものさばっている

2020-06-26 20:37:50 | 社会
 武富士という消費者金融、高利でカネを貸して大儲けした会社。今はないが、その残党が暗躍している。弁護士事務所まで支配して、カネ儲けをしていた!!!

 過払い金CMの大手弁護士法人、「東京ミネルヴァ」破産の底知れぬ闇
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奇想天外

2020-06-26 11:39:03 | 芥川
 「芋粥」。

 芥川の話は、次に何が出てくるかわからない筋立て、しかしだからこそ読まないといられない切迫感をもたらす。

 主人公は、風采の上がらない、常にいじめに遭っている平安時代の一応は貴族の「五位」である。

 人間は、時として、充されるか、充されないか、わからない欲望の為に、一生を捧げてしまう。その愚を哂う者は、畢竟、人生に対する路傍の人に過ぎない。

 「五位」の欲望は、「芋粥に飽かむ」である。飽きるほどに「芋粥」を食べたいという強い欲望を、「五位」はもっていた。

 その欲望をかなえるために、越前敦賀の藤原利仁が「五位」を敦賀に連れて行く。そして利仁の館で、「五位」に「芋粥」を飽きるほどに食べさせようとするのだ。

 「五位」の前には、山ほどの「芋粥」が提供されるのだが、しかし「五位」はそれを食べられない。「芋粥」を前にして、「芋粥に飽かむ」という欲望をもっていた自分自身ー「多くの侍たちに愚弄されている彼」、「京童にさえ「何ぢゃ。この鼻赤めが」と、罵られている彼」、「朱雀大路をうろついて歩く、憐む可き、孤独な彼」を振りかえった。そういう彼ではあったが、なぜそのような境遇に耐えられたのか。
 それは、「芋粥に飽きたいと云う欲望を、唯一人大事に守っていた、幸福な彼」、つまり「芋粥に飽かむ」という欲望を持った自分自身を、いかにひどいことがあっても「幸福」だと思っていたのだ。「芋粥に飽かむ」という欲望は、「五位」にとって生きるよすがであった。
 その欲望がかなえられては、生きるよすがはなくなってしまう。だから「五位」は食べなかった、食べられなかったのである。

 狐がでてきたり、あらすじのその先を読めない小説である。
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難問

2020-06-26 10:16:51 | 芥川
「野呂松人形」を読む。これは芥川の随筆なのだろう。人形を使った狂言のようなものを、芥川が知人のそのまた知人の家に見に行ったときの話である。

 ここで問題になるのは、アナトール・フランスのことばを引用して、芥川が考える。

 時代と場所との制限を離れた美は、どこにもない。自分が、或芸術の作品を悦ぶのは、その作品の生活に対する関係を、自分が発見したときに限るのである。・・・自分は云う、あらゆる芸術の作品は、その製作の場所と時代とを知って、始めて、正当に愛し、且、理解し得られるのである。

 芥川は野呂松人形の所作を見ながら、アナトール・フランスのことばについてこのように考える。

 僕たちの書いている小説も、何時かこの野呂松人形のようになる時が来はしないだろうか。僕たちは、時代と場所との制限を受けない美があると信じたがっている。僕たちのためにも、僕たちの尊敬する芸術家のためにも、そう信じて疑いたくないと思っている。しかし、それが、果してそうありたいばかりでなく、そうある事であろうか。

 この問題は難解である。いかなる芸術作品も特定の時代と場所のなかで創作される。その芸術作品は、その特定の時代と場所を超えて、普遍的な美として存在しうるか、という問題。存在する、と私は言おう。ただしそれを生み出した時代と場所を知ることによって、よりその芸術作品は輝きを増すであろう。
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ほらっ、検察は自民党を見逃すでしょ!

2020-06-26 09:33:48 | 政治

菅原前経産相の元秘書「明らかに違法なのに、なぜ不起訴?」 特捜部の処分に困惑

 「上級市民」は殺人などのよほど罪が重い悪事を働かないと逮捕起訴されないんだよ。それが「呆痴国家」日本の真の姿なんだよ。
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為政者は、国民よりオリンピックが大事

2020-06-26 09:33:48 | 政治

入国制限が遅れた代償は 五輪開くため聖火到着待ち、ウイルス拡散

 安倍晋三=自民党・公明党政権も東京都も、COVID-19 の流行よりも、オリンピックが大切なのだ。
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東京は怖い!!

2020-06-26 08:20:11 | コロナ
 ずっと東京に行っていない。子どもの家族が住んでいるが、東京のCOVID-19 の感染状況がはっきりしないので、東京で感染する可能性があり怖くていけないのだ。
 静岡県でも感染者が出るが、ほとんどが東京など大都市との関連からである。静岡県内では感染の危険性はほとんどない。

 東京の感染状況をネットで見ても何も分からない。それについては以前も書いたが、感染者の住居が都内か都外か、それ以外は不明である(性別、年令は公表)。どこで感染した可能性があるのかなどまったく公表していない。

 さすが情報公開に「積極的な」小池都政である。

コロナ公表情報が全国最低レベル、東京都の功罪 都心の「エピ・センター」化を避けるために今すべきこと
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福島県の所業

2020-06-25 21:35:51 | 政治
 2011年3月の東日本大震災とその後の原発事故の後の福島県という自治体が行ったことは、まったく犯罪的であると思った。それ以降、地方自治体は住民を守ることはしないで、ひたすら国策を遂行する国家の下請け機関であると思い続けている。もちろん福島県だけではなく、市町村もである。

 その例が、また明らかにされた。福島県と東電とのズブズブの関係である。

Jヴィレッジ除染めぐる東電と福島県の隠し事 聖火リレー開始地点に汚染廃棄物を極秘保管
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人間を見る眼

2020-06-25 21:32:56 | 政治

宇都宮・小池・山本……。都知事選3候補と直接会って受けた印象。都民は知事として恥じる必要ない人を選択しよう
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