浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

梅雨、そして隠居

2020-06-11 17:05:46 | その他
 昨日の夜は、雨だけでなく、強い風も吹いていた。今朝は雨が止んでいるし風もない。今朝も私は、畑にいく。ズッキーニやかぼちゃの受粉のためである。
 畑の中には長靴を履いて入る。畑の土が十二分に水を吸っているからだ

 育苗用のポットで育てた苗は、雨が降る直前か、たくさん降った後に畑に植えつけるのがよい。
 しかし梅雨に入る前、雨はほとんど降らなかった。やむなく植えつけるのだが、その際には穴を掘りそこにたっぷりとした水を入れて植える。さらに如露で水をあげる。しかし晴れた日が続くと、枯れてしまうものがでてくる。毎日毎日如露で水をかけるのだが、その水は乾いた土の表面を濡らすだけでしみこむことはない。よほどたっぷりと水をかけないといけない。それでも枯れるものがでてくる。だが不思議なもので、畑にまいた種から発芽した苗は水をやらなくても生長していく。

 今、私の畑は土色だ。しかしたくさんの雨が降り水分が供給され適度な気温があれば、たちまちにして土色の畑は緑に覆われる。もちろんその緑は雑草である。これからの季節は雑草との闘いだ。

 雑草に負けないで立派に生長するものもある。小豆とさつまいもである。私は、そういう野菜を育てる。さもないと、200坪程度の畑を、いつも雑草がない状態で維持するのは難しいからだ。

 さて年齢を重ねるなかで、人は退職していく。これはよいことだと思う。集団の中にいて仕事をするということは、自覚しているかどうかは別にしてストレスが必ず発生している。退職するとストレスはなくなる。

 今朝寝床で、武田砂鉄の『日本の気配』(晶文社)を読んでいたら、こういう文章をみつけた。

 私にいわせれば、迷惑とは他人のことであり、迷惑はときには地獄にもなり得る。他人というのはしょっちゅう人生の邪魔をしてくるもので、それだけでも十分地獄といえるからね。

 これは小説家カート・ヴォネガットがインタビューの中で語った言葉だそうである(原書房刊、『死について!』という本の中にあるらしい)。

 このことばに、なぜか共感した。他人という人間と交わる中で、時に摩擦が生じ、自分自身の神経に障ることがある。あるいは疲労感を覚える。まさに他人が「人生の邪魔」をするのである。

 他人とは、雑草なのかもしれない。雑草は取り除くことは出来るが、他人を取り除くことはできない。

 「人生の邪魔」をされたくない人間は、したがって他人との交わりを避けていくしかない。

 なるほど、退職の更に後にある「隠居」はみずからの人生の邪魔をされたくない人の処世術でもあるのだ。
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これが実態 持続化給付金

2020-06-11 17:05:46 | 政治


給付金の審査現場は「素人が大半」 下請け派遣社員が証言

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市販のヨーグルトにセシウム

2020-06-11 16:59:57 | 社会
 市販されているヨーグルトに、セシウムが含まれているそうだ。

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東京一極集中は続く

2020-06-11 16:55:09 | 社会

東京都の人口、1400万人を突破 コロナ禍でも一極集中

 東京へ、東京へと人々は向かう。

 私は、東京は住むところではないと思っている。COVID-19 の流行に際して、さらに強く思うようになった。
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こういう動きって、いいなあ

2020-06-11 16:34:48 | 社会

社長、間違ってます! 米国で広がる「従業員アクティビズム」で会社は変わるか

 日本ではあまりないだろうな、と思いながら読んだ。

 日本って、男性の多くは何らかの意味で「エラくなりたい」という気持ちを持っているし、個人として「エラく」なれない人は、会社とかそういう組織で「エラく」なろうとする。そのためにはその組織の思考、行動の仕方などを身につけたり、あるいは上司に対して従順になったり、付け届けをしたり・・・

 つまり、アメリカのように「従業員アクティビズム」のようなことはないだろうと思ってしまう。

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COVID-19  後進国日本の現状

2020-06-11 10:03:43 | 政治

データが突きつける「日本はアジア東部・大洋州地域ではコロナ三大失敗国のワースト2」という現実
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「給付金事業“丸投げ”法人のナゾ 」

2020-06-11 10:00:01 | 政治
 私たちの税金が、安倍晋三=自民党・公明党政権や官僚、それにつながる企業によって、見事に蕩尽されている。

給付金事業“丸投げ”法人のナゾ 11日 0時12分
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悪事を働く人々

2020-06-11 09:34:00 | 政治
持続化給付金「電通社員」も参加 経産省最高幹部が民間業者とテキサス旅行

中企庁長官の懇親会に電通関係者 経産省、報道認める

東電委託先、電話勧誘の録音データ改ざん 勝手な契約も
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「自粛列島」

2020-06-11 09:28:24 | コロナ
 COVID-19 の流行を機に、人々の生活が変容している。当地はCOVID-19 の流行はなく(他地域との行き来の中で感染した人はいるが)、日常生活はあまり変わらない状態に戻った。しかし、スーパーに行けば、従業員はマスクをしているし、レジの所には透明な「壁」が設置されている。私自身も通常マスクをつけないが、スーパー等に入るときはマスクをする。

 日常生活はあまり変化はないけれども、私自身の行動範囲はものすごく狭くなった。その点では若干のストレスを感じている。

 さて、『Journalism』6月号の特集は、「自粛列島」である。いまだ全てを読んではいないが、橋元良明の「人はなぜ買いだめに走るのか 影響力はネットよりテレビ」は興味を覚え読んでみた。

 この文の記述のもとになっているのは、橋元らが4月中旬に行ったオンライン調査の結果であるが、どのような調査であったのかわからないので、信用性のほどはわからない。
 この中で、ドラッグストア等からトイレットペーパーなどが消えたことを一つのテーマにしている。このことについて、在庫があるわが家では買いだめはしなかったが、埼玉にいる親戚からは店頭になく困っているので送って欲しいという依頼があった。すぐに送ったのだが、ではなぜトイレットペーパーは消えたのか。人々はなぜ買いだめに走ったのか。
 橋元は、この買いだめの契機になった情報はSNSで発信されたようだが、人々が実際にトイレットペーパー買いだめに走らせた情報は、ネットではなくテレビであった、という。わが家はテレビを見ないのでそうした影響は受けないが、やはりテレビの力は大きいと再認識した。店頭にトイレットペーパーが消えているテレビ画像を見た人が驚いて買いだめに走ったようだ。

 橋元の調査には「年層別にみた主な情報発信・情報源に対する信頼度」というものがある。その中に「安倍晋三首相の会見内容」についての信頼度があり、全体では28.5%であるが、十代ではなんと38.6% 、20代30%、 30代28%、 40代26% 、50代39%、 60代37.7%となっている。十代の信頼度が最も高くなっていることに驚く。
 それからNHKのニュースについての信頼度は、年齢を重ねるほどに信頼度が高まり、民放のニュースについてもそういう傾向がある。若者はテレビをみないというが、テレビを見る世代ではテレビニュースの信頼度が高いということがいえるようだ。
 またもっと驚くべきは、小池東京都知事の会見内容の信頼度は、全体では47.5%となっていて、いずれの年齢層も5割近くになっている。ネットでは小池都知事の学歴詐称、非人間的な振る舞いが情報として流れているが、そのような情報は、テレビをよくみる世代には伝わっていないということなのだろう。これほど都知事の信頼度が高いことに驚くしかない。

 要するに、よほどひどいことがない限り、日本人はテレビに出ている人を好感を持って迎える。駅頭などでそういう場面に出くわしたことがあるが、人々の目を輝かしてその人物を見つめる人々に、唖然としたことがある。

 日本人は、ある意味でミーハーなのだろう。


 
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