「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」 東京都現代美術館

東京都現代美術館江東区三好4-1-1
「文化庁メディア芸術祭協賛事業 - サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」
2/2-3/22



メディアアートの世界的祭典「アルスエレクトロニカ」の30周年を記念して、日本のアート&テクノロジー、メディア芸術領域の特集展を開催します。(全文展覧会HPより引用)東京都現代美術館で開催中の「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」 へ行ってきました。

本展の概要、また出品作家については美術館HPに掲載されているプレスリリースをご参照下さい。

映像、音楽、及びインタラクティブアートなど、例えば初台のICCの展示を集大成した内容としても差し支えないかもしれません。(実際にICCと企画提携がなされています。)またメディア芸術祭も見逃してしまった私にとって、ちょうどメディアアート全般に触れる良い機会ともなりました。

サイバーアーツジャパン アルスエレクトロニカの30年 Cyber Arts Japan


体験型の作品も多く、その面白さを知るには会場へ足を運ぶのが一番ですが、明和電機の回顧的なブース、また吹き抜けスペースを利用しての鈴木康広のビニールの巨大オブジェ、さらにはロボット内蔵のぬいぐるみを世界各国の街角に置いて人々の目線を辿る「Watch Me!」など、見どころも多数ありました。

それにしてもメンテナンス中の作品が多くて残念でした。展覧会HPのブログは機能していないようなので、それこそこうしたメンテ情報などを専用のTwitterアカウントで告知していただければと思います。

mot_ars@サイバーアーツジャパン(Twitter)

またTwitterと言えば、「神」という文字のつぶやきを拾ってタイムライン上に表示する作品や、ポストペットのクライアントソフト、「PostPetNow」のデモ映像なども紹介されていました。ちなみに「PostPetNow」のβ版については5月頃に公開が予定されているそうです。

ソネットエンタテインメント:PostPetNow in Cyber Arts Japan


なお会場の混み具合を二酸化炭素濃度で示す「呼吸する美術館」プロジェクトはWEB上でも利用可能です。このシステム、例えば常に混雑している名画展、また大型展などで実際に利用されたりするとかなり面白くなってくるのではないでしょうか。

Suicaを用いたインタラクティブな映像作品がありましたが、昼間では外の明かりが眩しく、投影されたイメージを見ることは殆ど出来ませんでした。この点は暗室を用いるなどの配慮が欲しかったところです。

3月22日まで開催されています。
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