◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

デーモン第3弾、「人の一升は」。

2007-07-14 20:58:32 | 言葉についてあれこれ
                      デーモンなおも増殖中
 4月15日、5月21日に続き、デーモン第3弾です。デーモンの扮装をしているハムやんの1と2をごらんになっていないかたはぜひどうぞ、カレンダーから記事を拾って見てください。私はかなり気に入っています。
 さて、「一升」と「一生」、いっ・しょう、標準語では、「一升」は「いっ」の方を、「一生」は「しょう」の方を高く発音しますね。「人の一升は」と聞こえて「ん?」と思ったら、やはり「人の一生は」です。これが、関西弁で「ほやな、人の一生ゆうもんはなぁ・・・」なら、「いっ」が高く聞こえても違和感はありませんが、標準語で話しているときに「いっ」が高く聞こえたら「一升」になっちゃいます。そんな細かいこと、どうでもいいじゃないの、とお思いになりますか?
 妹と一緒にテレビを見ていたとき、「これが私の新庄です」と言うのを見て、二人同時に「ん?」、そして、顔を見合わせて、「今の、『信条』って言ったつもりだよねぇ」と同じことを言いました。標準語で普通に話しているのに、ある単語だけアクセントがおかしいと、がらっと意味が変わってしまいます。もちろん、前後の流れで「信条だよねぇ」と分かりますが、「今のは何だ、新庄って聞こえたけれど、信条、だよなぁ」と考えている間、そのままずっと続いているその人の話は、当然、耳に入ってきません。
 一昨日の記事で、正午過ぎのニュースを読むNHKアナウンサーのアクセントが変だと書きましたが、報ステの女性キャスターがやはり「ガード」を「カード」のように発音しました。では、「アーム」は? 「クレーン車が衝突」と続いたので、「アーム」は出てきませんでした。この人は、以前も「製品」を「精神」のように「せい」を高く発音していましたから、予想どおりということで。
コメント
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