生きろ! 生きるんだ!
6月27日と28日の自動詞・他動詞、29日の使役表現、30日の受身表現、今日は、これらがすべてごっちゃになったような間違いの例です。ですので、時間のあるかたは再読してください。時間のないかたは・・・え、はい、皆さんそうですね、では、もう一度、ポイントをごく簡単に説明します(^^)。
動詞「~する」について、「○○が~する」は自動詞、「○○が△△を~する」は他動詞、「私はその映画を見て感動した」の中で、「見て」は他動詞、「感動した」は自動詞です。「泣かせる」「感心させる」「読ませる」「伝えさせる」など、「~せる・~させる」は使役表現、「泣かれる」「感心される」「読まれる」「伝えられる」など、「~れる・~られる」は受身表現です。
さて、「左遷をさせられた○○さんの」ですが、先に正解を言っちゃいますね、「左遷された○○さんの」です。えーっ、随分違うじゃないか、って? でも、このくらいの間違いが毎日聞こえてくるのですよ、例文は、すべて、私が創作したのではなく、たまたま耳に入ってきたものです。これがラジオならストーリーが分からなくなってしまうところですが、テレビなのでかろうじて分かりました。このように、あっちゃー、何だよ、それ、というレベルなのです。
まず、「左遷をさせられた」は、普通は「を」なんて入りませんね、「左遷する」という他動詞です。種々の語に「する」をくっつけた複合動詞に、本来不要な「を」を挟む、こういう傾向は、年配の人や、政治家、公務員によく見られるように思います。もちろん、社長に命じられてしかたなく部長が課長を左遷したのなら、「左遷をさせられた○○さんの」は成立します。ただし、○○さんは部長ということになり、左遷された課長は登場しません。もうとっくにどっか行っちゃいました。
「左遷させられた○○さんの」は使役表現ですから、左遷したのは部長なので、○○部長です。「左遷された○○さんの」は受身表現ですから、ここから先は左遷された○○課長の話です。向こうで頑張って実績をあげて戻ってきてくださーい(^^)/~。「持論を展開させた」や「建物が倒壊される」のように、自動詞・他動詞を感覚的につかめていないがゆえの間違いが多くあり、さらに使役と受身をごっちゃにしてとんでもない間違いになってしまうというわけで、こういうのはときどきあるんですよ。
では、おまけ、笑えるけれど笑っちゃいけない例を一つご紹介します。「はねられた人が人工呼吸させられていました」・・・笑えない人は要注意! そこで笑いをこらえてる人、あなた、人工呼吸をしたのはもちろん救急隊員ですからご安心召され。
6月27日と28日の自動詞・他動詞、29日の使役表現、30日の受身表現、今日は、これらがすべてごっちゃになったような間違いの例です。ですので、時間のあるかたは再読してください。時間のないかたは・・・え、はい、皆さんそうですね、では、もう一度、ポイントをごく簡単に説明します(^^)。
動詞「~する」について、「○○が~する」は自動詞、「○○が△△を~する」は他動詞、「私はその映画を見て感動した」の中で、「見て」は他動詞、「感動した」は自動詞です。「泣かせる」「感心させる」「読ませる」「伝えさせる」など、「~せる・~させる」は使役表現、「泣かれる」「感心される」「読まれる」「伝えられる」など、「~れる・~られる」は受身表現です。
さて、「左遷をさせられた○○さんの」ですが、先に正解を言っちゃいますね、「左遷された○○さんの」です。えーっ、随分違うじゃないか、って? でも、このくらいの間違いが毎日聞こえてくるのですよ、例文は、すべて、私が創作したのではなく、たまたま耳に入ってきたものです。これがラジオならストーリーが分からなくなってしまうところですが、テレビなのでかろうじて分かりました。このように、あっちゃー、何だよ、それ、というレベルなのです。
まず、「左遷をさせられた」は、普通は「を」なんて入りませんね、「左遷する」という他動詞です。種々の語に「する」をくっつけた複合動詞に、本来不要な「を」を挟む、こういう傾向は、年配の人や、政治家、公務員によく見られるように思います。もちろん、社長に命じられてしかたなく部長が課長を左遷したのなら、「左遷をさせられた○○さんの」は成立します。ただし、○○さんは部長ということになり、左遷された課長は登場しません。もうとっくにどっか行っちゃいました。
「左遷させられた○○さんの」は使役表現ですから、左遷したのは部長なので、○○部長です。「左遷された○○さんの」は受身表現ですから、ここから先は左遷された○○課長の話です。向こうで頑張って実績をあげて戻ってきてくださーい(^^)/~。「持論を展開させた」や「建物が倒壊される」のように、自動詞・他動詞を感覚的につかめていないがゆえの間違いが多くあり、さらに使役と受身をごっちゃにしてとんでもない間違いになってしまうというわけで、こういうのはときどきあるんですよ。
では、おまけ、笑えるけれど笑っちゃいけない例を一つご紹介します。「はねられた人が人工呼吸させられていました」・・・笑えない人は要注意! そこで笑いをこらえてる人、あなた、人工呼吸をしたのはもちろん救急隊員ですからご安心召され。