◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

重複表現、こんなのもあるよ。

2007-07-13 21:24:14 | 気になる言葉、具体例
                    かわいくてプリティ
 明らかな重複でもついつい言ってしまうもので、文章にするときはともかく、言うだけなら、別に誤解も生じないし、しょうがないなぁ、許容範囲内かなぁと思うものはたくさんあるのですが、こんな微妙な重複もあって、気がつくとなかなか面白いですよ。もちろん、許容範囲外で、修正が必要なのですけれどね。
 「このネーミングは彼が付けたもので」「外と中の温度差の違いを見てみますと」「大量の血痕のあとが」「責任の所在はどこにあるのか」などなど、どうですか。何だか妙~な感じがするでしょう?( ̄‐ ̄)
 ネーミングとは、名前を付けること、よって、正しくは、「この名前は彼が付けたもので」もしくは「このネーミングは彼によるもので」です。温度差というのは、外と中の温度の違いですから、「外と中の温度差を見てみますと」もしくは「外と中の温度の違いを見てみますと」です。血痕とは血のあとのことなので、「大量の血痕が」もしくは「大量の血のあとが」です。所在とは、存在するところ、よって、「責任の所在はどこなのか」もしくは「責任はどこにあるのか」です。あ~って感じ?( ̄O ̄)ゞ
コメント
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