
しかし、身の回りではこの寒波で道路に雪で真っ白になっていたのは半日ちょっとで、この冬はあっけないほど雪が少ない。
雪本番の2月はまだとはいえ、大雪に埋もれていた昨冬の大雪のことを思えば楽に過ごせる冬が続いています。
久しぶりに晴れ間の出た休日でしたので野鳥を見に行こうと北へ向かうと、進めば進むほど空が鉛色になり小雪が舞ってくる。
これは湖北地方の御馴染みの気候ではありますが、少し晴れ間が出てきた時に姿を見せてくれた野鳥を撮ってみました。
まずはジョウビタキをパチリ!

ジョウビタキは警戒心が他の小鳥に比べて若干薄いので撮りやすく、特にこの場所で冬を過ごすジョウビタキはあまり人を怖れません。
カメラのファインダーを覗いているので手を伸ばせば届きそうに錯覚することもありますが、ジョウビタキは人との最低限の距離を保ちながらエサを探しています。

冬の小鳥の中ではもっとも人と近い場所で暮らす野鳥で、オレンジ・黒・グレー・白の模様が綺麗な小鳥だと思います。
民家の植え込みなどでも見かけることがあり、以前はお隣さんの庭によく遊びにきていました。

今朝はシロハラにも5~6羽出会いましたが、今年はツグミの仲間が来るのは少し遅かったようです。
ガサゴソと落ち葉をひっくり返してエサ探しに夢中でしたので、陽の当たる所に出てくる時を狙ってパチリ!

降雪量が地面に降りてエサ取りする野鳥にはちょうど良い加減でしたので、他の小鳥の出に期待しましたが、出たのはツグミ・モズ・ヒヨドリだけでした。
ライファーの鳥とか思わず感動してしまうような野鳥との出会いが最近ないので、そろそろあっ!と驚くような感動の出会いに期待したいところです。

ツグミも見かける機会が多くなってきたように思いますが、近年は普通のツグミしか会っておりません。
珍種のツグミはともかくとしてハチジョウツグミとかには久しぶりに会いたいですね。


ついでにモズもパチリ!
モズも冬場になってから見かけることが多くなった鳥です。

渓流で見かけることはあっても琵琶湖近くの平地ではあまり見かけないキセキレイが足早に通り過ぎていきました。
速足で動くのでレンズで追いかけるのが大変です。まぁその瞬間が楽しいのですけどね。

お腹の色が淡い黄色なので、こいつは幼鳥なのかと思いますが、定住しているのか移動してきたのか。
付近にはセグロセキレイとハクセキレイの姿がありましたので、セキレイ3種が近い場所で暮らしているようです。

水辺にミコアイサの♂が見えましたので、撮れそうな位置まで移動中にどんどんと遠くへ離れてしまい証拠写真にもならず。
シーズン中にリベンジしておきたい水鳥です。

ミコアイサを探している時にイカルの小グループがいましたので撮ってみましたが、枝にピントを持っていかれました。
顔はいかついけど声は綺麗な鳥で、声が聞こえてくると聞き惚れてしまう鳥です。

冬の野鳥シーズンは2月も続きます。
3月に入るとウグイスの初鳴きが聞こえてきたりして、野鳥は北帰してしまったり、山へ帰ったりして移動が始まってしまいます。
残された期間でいい出会いに期待したいですね。