厳島神社の回廊など各所にはかつて奉納された数多くの絵馬がかつて掲額されていたが、現在はその一部が千畳閣に掲げてある。
この絵馬は退色剥離が激しいものであるが享保19年(1734)に描かれた「高砂の松の図」で、相生の松に老翁、老婆がみられ能の作品の一場面が描かれているようである。
左下には○○氏女、○○氏母と記されており、なんと9名の婦女子によって寄進されたものであることがわかる。しかし、苗字はわかるが名前が記されておらず誰の寄進かは定かではない。
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