何度か紹介している厳島神社の左門客神社脇に建立されている金燈籠で、文久4年(1864)に白市の鋳物師伊原惣十郎政義が鋳造したものである。金燈籠の中台部分には龍のデザインが鋳出されている。
東広島市高屋町の白市の町並みには明治期の鋳物師伊原惣十郎家の屋敷が残されており、土台の飾り金物には色々なデザインの龍が鋳出されているので型板が多くあったようである。
白市鋳物師の伊原氏については「安芸国鋳物師の鋳造活動」に詳述している。
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