備中松山城の天守閣で以前気付かなかった2ケ所の引戸にサル錠が設けてあった。鉄棒をL型に折り曲げ先端に爪をつけたサル鉤で縦木の凹み部分に引掛けて回転させ持ち上げると縦木の枘が敷居部分から外れて解錠となるもので、以前に紹介した土蔵のサル錠よりは単純な一重ロック方式のものである。
縦木の枘を敷居部分から解錠状態にしておくために左画像の引戸には下部に右画像の引戸には上部の横木で縦木の落下止めとしてある。
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