無残。

昨日のキジバト、同僚たちの話から状況が見えた。

たぶんカラスに追われて、キジバトのペアが倉庫に逃げ込んだのだ。
キジバトは独り者でなければほぼ必ずペアで行動するからな。


倉庫の床にかなりの羽根が落ちていたのだ。
普通に迷い込んだ程度じゃこんなにはならない。
入ってきたときにはすでにかなりのダメージだったのだろう。

そして一羽が同僚に見つかり、外に出された。
よたよたして片方の翼が変な角度だったらしい。
まともに飛べなかったという。


たぶんこれがそのキジバトの残骸だ。


ここだけでなく、多量の羽根が落ちていた。
カラスは貪欲で頭がいい。
ハトみたいなおとなしい鳥はひとたまりもなかったろう。

残りの一羽は俺が外に出し、逃げ切るのを見たのは昨日書いた通り。
その後あのキジバトがどうなったかはわからない。
まあ自然の摂理とはいえ、ハト好きにはむごい話だったなあ。
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